literature & arts

星新一拾遺集:つぎはぎプラネット

2020年2月4日 火曜日 晴れ

星新一 つぎはぎプラネット 新潮文庫 平成25年(2013年)

・・ものぐさ会を作ろう、よせよめんどくさい、と同じくアマノジャククイズをしよう、いや反対、となるんじゃないかな。アマノジャクは調味料と同じような物だ。あんまりたくさんになっては食えたものではない。やはりどこかに匙加減がの限度があるものとみえる。(星新一、「ミラー・ボール」同書、p76、オリジナルは1958年)

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補註: 星新一の拾遺集である。巻末のp427には、「全作品読破認定証」が付いていて、星新一のサイン入りである。ファンにはおすすめの一冊。

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・・博士はたしかに優秀な頭脳の持ち主だった。しかし、ぼろの古オーバーと食事のあまりものをもらうあの浮浪者と、あの星で温度調節器と食料とをもらった自分とを同じような立場だったとは考えようともせず、みとめようともしないのだった。(星新一、「上品な応対」、同書、p328、オリジナルは1967年)

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