Dawkins, An Appetite for Wonder つづき
2015年2月3日 晴れ。
disc 4 ボーディングスクールの続き。信仰について、父母から意見をするようにと学校側から指示されたときに、父がきっぱりと断った。
オックスフォードの動物学への進学。
オックスフォードのすばらしいチュートリアル制のおかげでしっかりとした教育を受けられたこと。たとえばヒトデの水管の解剖生理に関して学習。
マイク・カラムから受けた広範で親身なチュートリアル。オーストラリアでの再会。弔辞。
disc 5 ニコ・ティンバーゲンの研究室への進学。教室選び: 余り熱心になれない biochemistry ではなく、philosophical interest のより高い研究課題として、zoology なかんずくティンバーゲンの(ローレンツらとともに創始した)ethology (動物行動学)を選んだ。
ティンバーゲン教室での最初のテーマとして、nature or nurture? をヒヨコのつつき(ついばみ)行動を調べることで研究していった。光は上からというのはどうやらヒヨコにとっては innate 生まれつきであることを発見。
Medawar の講演を介して Carl Popper について知る。
Hamilton の kin selection theory を知る。25歳のときのレクチャー。 selfish gene の考え。
コンピュータプログラミングに熱中。
教室の後輩マリーと結婚。アイルランドへの新婚旅行。
disc 6 動物行動学のアシスタントプロフェッサーとしてバークレーへ。60年代後半のベトナム反戦運動。ヒッピー。
ニコ・ティンバーゲンに呼ばれてオックスフォードへ帰る。魅力的なリサーチグラント。2回目のアプライでオックスフォードの lecturer ポジションを得る。博士課程を終えたマリーとの共同研究。
コンピュータで、ドーキンス・オーガン。
コオロギの鳴き声の進化シミュレーションモデル。(メスコオロギが廊下の中央のシーソーを通過して魅力的な歌の方に進む回数をモニター)
労働争議でコンピュータ実験ができなくなった機会に The Selfish Gene を書き始める。
disc 7 The Selfish Gene 1976年まで。 科学的系譜。トリヴァース、ハミルトン、メイナード・スミス。遠くはハルデーン、RAフィッシャー。
トリヴァース、ハミルトン、メダワーの書評。
ダーウィンへの思い。
このオーディオブックは2013年刊行。明晰な英語であり、今回はテキストブックなしに、オーディオブックだけで通読。
予定では2年以内 (2015年) に続編すなわちドーキンス35歳からが描かれた自伝が出ることになっている。