2024年10月20日 日曜日 曇り
モーム短篇選 行方昭夫編訳 岩波文庫 赤254-11
・・ギルバートは彼女を（髪を切ると思うと胸が悪くなり、心臓は鼓動を激しく打ったが）世界一の美容室に案内した。店から出たときには、彼女の頭は洒落た、小生意気な、縮れた灰色の巻き毛になっていた。こうしてピグマリオンは奇想天外な傑作を完成し、ガラテアは生命を吹き込まれた。（モーム、『ジェーン』、同書、p244-245）
補註：「ガラテアは生命を吹き込まれた」・・ネット情報によると・・
＜以下、ネットよりの引用＞
もっとも原初的な人間の似姿に魂が吹き込まれた物語の一つに、ギリシア神話に登場するピュグマリオンと彫像（後世にガラテアと名付けられた）がある。
ピュグマリオンは彫刻のガラテアに恋をしてしまいます。それを不憫に思ったアフロディーテがガラテアに命を吹き込んでくれました。 ＜引用終わり＞
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