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Lowering your cholesterol won’t prevent heart disease.

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Bowden J., Sinatra S., and Rawlings D., The Great Cholesterol Myth: Why lowering your cholesterol won’t prevent heart disease–and the statin-free plan that will. Fair Winds Press, 2015.

Bowden J., nutritionist.

Sinatra S., cardiologist.

Rawlings D., recipes.

What is the nonexistent disease? Elevated cholesterol.  (Bowden et al., ditto, left column, p14).

What if the whole theory that cholesterol causes heart disease was wrong in the first place?   If that were the case, the effect of saturated fat on cholesterol would be pretty much irrelevant, wouldn’t it?  (Bowden et al., ditto, p.19).

It is trans fats, not saturated fats, that are the real villains in the American diet (Bowden et al., p20).  

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補註: trans fats とは? ウィキペディアによると・・・

トランス脂肪酸(上:trans-オレイン酸)とシス脂肪酸(下:cis-オレイン酸)

トランス型不飽和脂肪酸(トランスがたふほうわしぼうさん、英:trans unsaturated fatty acids)、トランス脂肪酸は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。 トランス脂肪酸は天然の動植物の脂肪中に少し存在する。水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成される。マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングはそうして製造された硬化油である。他にも特定の油の高温調理やマイクロ波加熱(電子レンジ)によっても多く発生することがある。また天然にはウシ、ヒツジなど反芻動物の肉や乳製品の脂肪に含まれる。LDLコレステロールを増加させ心血管疾患のリスクを高めるといわれ、2003年に世界保健機関(WHO)/国際連合食糧農業機関(FAO)合同専門委員会よって1日1%未満に控えるとの勧告が発表され、一部の国は法的な含有量の表示義務化、含有量の上限制限を設けた。世界保健機構(WHO)は、トランス脂肪酸を2023年までに根絶させることを目指している。日本では、製造者が自主的に取り組んでいるのみであるが、同じように目標値が設定されている飽和脂肪酸の含有量が増加している例が見られる。パン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといったベーカリー、スナック菓子、生クリームなどにも含有される。他にもフライドポテト、ナゲット、電子レンジ調理のポップコーン、ビスケットといった食品中に含まれ、製造者の対策によって含有量が低下してきた国もあれば、そうでない国もある。そうした食品を頻繁に食べれば、トランス脂肪酸を摂取しすぎることもある。

人体への影響

アメリカ食品医薬品局の推定によると、米国疾病管理予防センターの研究者らは、食事中のトランス脂肪を排除することで、アメリカで毎年1万から2万人の心臓発作と3,000から7000人の心臓病による死亡を防ぐことができると報告している。 WHO/FAOの2003年のレポートで、トランス脂肪酸は心臓疾患のリスク増加との強い関連が報告され、また摂取量は全カロリーの1%未満にするよう勧告されている。平均的な活動量の成人の日本人1日当たり約2グラム未満が目標量に相当する。2016年の世界保健機関から出版されたメタアナリシスは、トランス脂肪酸の多い摂取量は心血管疾患のリスク上昇と関係があるため懸念であり、特に多価不飽和脂肪酸に置き換えることで血中脂質の状態を改善することが確認された。トランス脂肪酸は、必須脂肪酸であり攻撃性を減少させると研究で見出されているω-3脂肪酸の生成を抑制し、トランス脂肪酸の摂取量が多いほど攻撃性を増加させた。摂取に伴うリスクとして指摘されているのは、主として虚血性心疾患(冠動脈の閉塞・狭心症・心筋梗塞)の発症と認知機能の低下である。トランス脂肪酸は心臓病のリスクとなるが、がんへの関与は知られていない。トランス脂肪酸の血中濃度が低い高齢者では、脳萎縮や認知機能低下があまり起きていない。トランス脂肪酸の健康影響に関する科学的知見によると、

* 確証的な根拠(全てもしくはほぼ全ての研究で結果が一致している)・・・工業的に作られたトランス脂肪酸は、冠動脈性心疾患にかかるリスクを高める。冠動脈性心疾患につながるLDL(悪玉)コレステロールを増やすだけでなくHDL(善玉)コレステロールを減らす。こうした影響は過去に考えられていたよりも大きかった。

* おそらく確実な根拠(大多数の研究で結果が一致するが、一致しない結果もある)・・・工業的に作られたトランス脂肪酸は、冠動脈性心疾患による死亡、突然死、および糖尿病にかかるリスクや、メタボリックシンドロームと診断される内臓脂肪の蓄積(腹囲)・脂質異常(コレステロール、中性脂肪)、高血圧(血圧)、高血糖(空腹時血糖)の数値を高める。

* 今後の課題・・・以前、WHOでは集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量は最大でも総エネルギー摂取量の1%未満と勧告していた。摂取が高い人々のことを完全に考慮していないので、このレベルを考え直す必要があるかもしれないと認めていた。このことは、人が食べる食品から工業的に作られたトランス脂肪酸を排除する必要性に十分つながる。2018年にWHOは、トランス脂肪酸を2023年までに根絶する戦略を立てた。

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補註: 今回引用したウィキペディアの記載には、人体への影響に関して、かなり矛盾するような内容となっており、整理し直すことが必要であるようだ。ウィキペディアが準拠しているWHOの勧告に関しても、先入観にとらわれず、それぞれの依拠する論文を見直してみる必要がありそうだ。今後の課題。

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