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ポリティカル・コレクトネスの欺瞞:文化マルクス主義者たちの狙いの根本は教育や法の改悪、習慣・伝統の破壊

2022年8月13日 土曜日 曇り〜晴れ(M市では雨が降ったようで道が濡れている)

馬渕睦夫 日本を蝕む新・共産主義 ポリティカル・コレクトネスの欺瞞を見破る精神再武装 徳間書店 2022年2月28日刊。

オバマ政権時から顕著化した文化破壊

文化マルクス主義によるアメリカの文化破壊は1960年代から着々と進んできました。その推進役となったのが、フランクフルト学派による批判理論です。・・彼らの中心人物のひとりがヘルベルト・マルクーゼです。現在の社会秩序は資本主義者が作り上げた構造的差別に基づいているとして、アメリカの伝統的な秩序の破壊を煽ったのです。ベトナム戦争時に若者に対し国家に対する不信感を植えつけ、フェミニズムによる男女対立をそそのかし、近年ではより過激にジェンダー問題や黒人問題を武器に社会を暴力を使って混乱させています。現在のターゲットは性秩序の破壊に置かれており、特にLGBTへの行き過ぎた擁護が顕著化したのはオバマ政権時代です。(馬渕、同書、p166)

すでに危機的状況のアメリカ

暴力革命の限界から、共産主義革命は文化破壊を主な手段とするやり方に移行しました。アンティファやBLM運動などは暴力沙汰になり社会に混乱を起こしていますが、文化マルクス主義者たちの狙いの根本は教育や法の改悪、習慣・伝統の破壊です。・・今アメリカはジェンダー、マイノリティを使った分か破壊が、人々に気づかれずに進み、着実に成果を出しています。 これが現代の共産主義革命のやり口です。マイノリティの人権擁護は誰も批判できません。表向きは反論しづらい正論だからです。多様性、共生社会、耳当たりのいい言葉で大多数側をたぶらかし洗脳します。そこを入口にしてマジョリティの権利や自由を奪う。もはやアメリカの学会、学校の教師は文化マルクス主義者が主流派となっています。(馬渕、同書、p172-173)

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補註: 馬渕さんの言う「精神再武装」に関して、 https://quercus-mikasa.com/archives/12782 に載せた引用もご参考下さい。

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