culture & history

語意メモ: 慕容・歩搖(ぼよう)

2016年2月26日 金曜日 曇り

新羅王の花樹状歩搖付冠:

もともと慕容氏は歩搖のついた冠を好んだので慕容氏といわれるようになったのだから、歩搖つきの金冠が慕容氏系の冠であることは自明の理ともいえる。

特に私が興味を持ったのは五世紀造立の慶州鶏林路一四号墳で王と王妃の肖像に白鳥をあしらった人面トンボ玉が出土したという話である。白鳥とは私が燕国主慕容儁と考えているヤマトタケルの鳥である。ここにも慕容氏が顔を出しているのだ。(以上、すべて「小林惠子 広開土王と倭の五王 文藝春秋 1996年」 p110より引用)

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