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熱力学の第三法則

2016年6月26日 日曜日 雨のち夕方は晴れ

都筑卓司 なっとくする熱力学 講談社 1997年

熱力学の第三法則(ネルンストの断熱定理あるいはプランクの定理ともいわれる)
物質は温度が降下して、絶対零度での極限(⊿T → 0)で、エントロピー変化も限りなく0に近づく(s → 0)。後にプランクはT=0でSは常に0となるということを仮定として設けた。これは、断熱消磁あるいはその他一般的な方法において、有限の過程で絶対零度に到達することはできない、ということと同じ内容のものであることも証明している。・・無限の低温(ミリケルビンからさらにマイクロケルビンへ・・)も、はるか彼方にあることを示唆するものである。・・熱力学の第三法則も、極限の定理として認められるのである。(都筑、同書、p259)

熱力学の第ゼロ法則
十分に長い時間が経過すれば、物質は(あるいは諸現象は)熱平衡になる、という事柄。

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