literature & arts

貝は無しか・・・むなしい結果。

2021年2月16日 火曜日 雪(昨日の雨で融けた雪が凍ってツルツル、道は極めて危ない)

星新一訳 竹取物語 角川文庫 昭和62年

「貝はなしか」

むなしい結果。

(星新一訳、同書、p88)

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年を経て浪立ちよらぬ住の江の

  まつかひなしと聞くはまことか

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かひはかくありけるものをわび果てて

  死ぬる命を救ひやはせぬ

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甲斐があったと書くが、もとは“効(かい)”だったようで、このほうが意味が通る。

子安貝は買うわけにいかず、名案をかいかぶって、かいがいしく動いてみた。つばめの飛ぶのをかいくぐったが、失敗。姫をかいまみることなく、人生に幕。(星新一訳・同書、p90-91)

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