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支那事変拡大、南部仏印進駐、真珠湾攻撃そしてミッドウェー作戦、ガダルカナル攻防・・亡国への道。

2022年12月16日 金曜日 雪

林千勝 近衛文麿 野望と挫折 WAC 2017年

林千勝 チャンネル桜・大学 講座「林千勝のこれが本当の近現代史」https://sakura-daigaku.jp/kouza/

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 ・・ミッドウェー作戦・・アメリカ海軍の待ちぶせにより主力空母四隻と艦載機を一挙に喪失しました。しかも罪なことに、海軍はこの壊滅的損害を陸軍側にながく知らせなかったようです。(林、同書、p237-238)

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 永野修身軍令部総長や山本五十六連合艦隊司令長官ら海軍による意識的な戦争戦略からの逸脱が、二度の大きな勝機があったインド洋作戦をはじめ西進戦略を崩壊させ、わが国をそもそも意図せざる「太平洋戦争」という地獄へと転落させたのです。大東亜戦争を破壊し遂行不能におとしいれたのです。  英霊たちの怨嗟の声が聞こえてきます。この時点(=ガダルカナル敗戦、昭和十七年八月)で、祖国は戦争に敗れたといえます。・・・(中略)・・・

 支那事変拡大、南部仏印進駐、真珠湾攻撃そしてミッドウェー作戦、ガダルカナル攻防と亡国への水先案内人であった米内光政、永野修身そして山本五十六は、近衛にとって敗戦にむけての実に頼もしい駒であったのです。(林、同書、p238−239)

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