philosophy

よい学問に接するためのポイント

2023年8月14日 月曜日 曇り時々雨

小浜逸郎 新しい『学問のすすめ』まだMMT現代貨幣理論を知らない貧困大国日本 徳間書店 2020年

よい学問に接するための七つのポイント

① 当たり前と思われていることを疑う

② 権威主義を捨てる

③ 生活に結びついた関心を持ち続けながら、その客観的な意味を考える

④ 右左のイデオロギーや感情に影響されない立場を守る

⑤ 抽象的な言葉やいっときの印象論に惑わされず、具体性やエビデンスを尊重する

⑥ 精神論やきれいごとを説く言葉を避ける

⑦ 議論や対話の機会を見つけ、できるだけ参加して自分の考えを試す(小浜、同書、p15)

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補註: こちらのページもご覧ください: 「哲学や思想は、人々が抱く「幸福への関心」との間に絶えず開かれた接触を維持するものでなくてはならない。」 https://quercus-mikasa.com/archives/13765

哲学や思想はあらゆる人々が抱く「幸福への関心」との間に絶えず開かれた接触を維持するものでなくてはならないということである。それは、哲学や思想の営みの根本の動機を、広い意味での「倫理」的関心に狙い定めることと同じである。そのことがうまくなされれば、哲学や思想は依然として役に立つのだ。(小浜逸郎、「人はなぜ死ななければならないのか」p4-5、洋泉社、2007年)

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