菜園日誌

緑肥の麦たち栽培記録

2015年4月28日 火曜日 晴れ

朝、薄霞の快晴。6時50分、家人を送ってM駅へ向かう。I界隈の桜・オオヤマザクラが咲き始めたと思ったら、もう今日は満開だ。

自然薯畝の西側の区画に麦を蒔く:
7時15分、作業開始。
用具: 鍬(家庭鍬としてホームセンターで売っていたもの)、三角ホー(プロ用としてホームセンターで売っていたもの)、レーキ(同上)。ペグ(黒ばんちゃん・黒丸など)

方法(すべて手作業・狭い面積の家庭菜園向き、ひとりで行う場合の方法)
1.まず、軽く全体の除草。ギシギシはできるだけ取り除くが、タンポポは残す。
2.レーキで堆肥を区画全体に広げる。
3.条間40cmで条蒔きするので、区画の両端の条蒔きの位置(40cm間隔)にペグで目印を置く。(浅く挿さないと目視の際に目印の役に立たない)
4.紐を中間位置(条から20cmの位置)に差し渡し、条の線引きの目印にする。今回は2本を用いた。
5.紐に平行に条のところだけ、鍬で軽く耕す。目印のペグに正対して進むとまっすぐにできる。
6.三角ホーで蒔き溝をつくる。耕すときと同様、目印のペグに正対して進むとまっすぐにできる。
7.麦の種を蒔く。(大麦手間いらず・2条、ライ麦ライタロウ・2条、交互に蒔いてゆく。)
8.靴で覆土。
9.条の上をしっかり踏んで歩き、種と土をなじませる。
以上で終わり。今回は紐が2本分しかなかったので、2条ずつを単位として、計18条、午前10時半まで、約3時間の作業。0.4x6x18=43平米にマルチ大麦と緑肥ライ麦を蒔いたわけだ。

畑の端の方まで麦マルチにしたのは、この夏カボチャのコンパニオンプランツすなわち麦マルチとしても活用する予定だからだ。

今回は交互に蒔くという趣味的な家庭菜園らしい配置にしてみた。大麦のところは冬が来るまで緑が保たれるし、ライ麦のところはライ麦を刈り取ったあとはまた別の野菜(カブ・ハクサイ・チンゲンサイ・ほうれん草など)も作れるし、来年のイチゴの畝に転身させることも可能だろう。小さなおもしろい景観ができるのではないか。

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2015年5月7日

一週間の帰省を終えて、久しぶりにこの畑に帰ってきた。

見ると、麦が一斉に芽を出している! 大麦も、ライ麦も。きれいな40cm間隔のムギの芽の条が並んでいる。

この日照り続きで地面が乾いてちりちりの煎り麦になっているのではと心配していたのだが。ムギというものは強いものだと感心する。

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2015年6月13日 土曜日

家庭菜園の大麦テマイラズ、去年の春に蒔いたものが冬を越し、一年をかけて今穂が出て豊かな実りの時期を迎えている。一方のライ麦、去年の秋蒔いたものが冬を越し、分けつしないままひょろっと伸びて、これも今穂が出て花盛り(といっても地味な花だが)。

畑に蒔いた麦は、大麦にせよライ麦にせよ、葉っぱの育ち具合や葉の色で、その地面がどれだけ肥えているかが一目でわかって面白い。ずいぶんムラがあるものである。

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2015年6月24日

大麦、実が大きく膨らんできて、麦穂はコウベを垂れてきた。この充実した豊かさ。

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2015年7月19日 日曜日 晴れ

ライ麦を根元から踏み倒してロロンカボチャたちのためにマルチング。今年のカボチャたちは窒素控えめで葉っぱは小さめ、ツルも細めである。狙いのポイントは窒素を控えめにすることでウドンコ病を出さないようにすること。今のところ対照群のお隣の畑のK子さんのロロンカボチャたちも元気いっぱいでウドンコ病なく、私のロロンに比べると巨人のよう、大きな葉っぱと極めて旺盛な樹勢である。私のロロンたちは自力でライ麦の列をなぎ倒すだけのパワーがなく、今日は私たちの人力でムギマルチを施行したというわけである。じょうずに美味しいロロンが作れたら、昨年同様、東京の亜紀さん・淑子さんにそれぞれ送ってあげるつもりである。水野さんにもさし上げたい。今小さなラグビーボール型だから約50日後、つまり9月10日頃が収穫時期の予定。最低5個。ムギマルチ以外は整枝も一切行わず放任栽培。ウドンコ病が出ず、アブラムシもやってこない丈夫な健全細マッチョカボちゃんに育ってくれることを願っている。どうなることだろうか。

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