2010年11月25日
朝の出勤のため自転車を玄関に持ち出した折りに、後輪がペシャンコなのに気づいた。昨日たまたま自転車を部屋まで持って上がり、ハンドルまわりを片付けたり、サドルを付け替えたり、どろんこ汚れを掃除したり、簡易のフェンダーを取り付けたり、といった作業を行った。その折りに後ろタイヤにガラスの様なトゲがいくつも刺さっているのを見つけた。目で見て、取り除けられるものは丁寧に取り除いたつもりだった。が、今朝はすっかり空気が抜けていたのである。
出勤は少し遅れてしまうが、チューブの交換をすることにした。とりだしたチューブに空気を入れてみても、耳を当てただけではどこに穴が開いているかわからなかった。そこで、洗面所で水を溜めてチューブを突っ込み、チューブからの泡で傷口を同定。昨夜はタイヤに複数のトゲが刺さっていたことでもあり、調べて見たところ、タイヤにも該当する箇所に一致して鋭い傷があり、内側まで貫通しているガラスの様なトゲが刺さったままであった。外側は先端が折れて見づらくなっていた。昨日は抜き損ねたのだ。トゲは石英の小石のような質感であったが、恐らく車道の路肩を通行中に拾ってしまったガラスの破片であろう。昨夜の帰途に、破片が散らばっている場所を運悪く通過してしまったのであろう。前輪も心配ではあるが、今回ははっきりしたトゲは見つからなかった。
26インチのハードテイル・マウンテンバイクのタイヤを1.95インチのブロックタイヤから1.25インチのスリックタイヤに交換したのが、9月のことだ。それから2か月余りで700kmほど走行しただけなのに、すでに2度目のパンク。ブロックタイヤは3シーズン5000kmも乗ってきたのに一度もパンクを経験しなかったことを考えると、スリックタイヤはパンクの原因を拾いやすいものだと実感した。
通勤はほぼ完全に舗装道路のため、ブロックタイヤはオーバースペックである。が、パンクしにくいという点では大きなメリットがあることがわかった。5000kmも乗って、さすがに後輪のタイヤの中央はすり減ってきたものの、前輪のタイヤはまだまだ3000kmぐらいは平気で乗れそうである。
もちろんスリックタイヤのおかげで走行が若干軽快であるのは嬉しいことである。1.25インチ(32mm)はかなり太めのタイヤに見える。よって安定感はある。実際、段差の乗り越えや道路の亀裂などに関しては、スリックタイヤ1.25インチでも、危険を感じたことはなく、全く問題なくて700kmを乗ってこれた。
これがロードバイクの23から25mmのタイヤだと、段差の乗り越えや格子の蓋(縦溝)の通過は、少し心配。ただし、今のところ私のロードバイクは2500kmの走行で一度もパンクを経験していない。ビギナーズラックに過ぎないかもしれないが。現にL氏のクロスバイク(700cx28タイヤ)のチューブは、走行距離が少ないのに、すでに3回も交換している。
パンクへの対処はチューブ交換の手際が良くなったせいでずいぶんと簡単に行えるようになった。さらにもう一度空気が抜けてしまう危険があると考え、今朝は、ポケットに換えのチューブとタイヤレバーセットを入れて、家を出た。特に問題なく11.5kmの道のりを終え、職場で仕事を開始。職場に着いてからわかったのだが、今朝はせっかくチューブやレバーを持参したのに、空気入れを持ってくるのを忘れていることに気づいた。これではいざというときに頼りなく、持参品も用をなさない。セットにして常時持ち歩くものを決めておくことが大切だろう。
それともスリックタイヤをやめてブロックタイヤに回帰して余分な修理セットを持ち歩かない方が潔いか? それとも、ブロックタイヤでもやっぱりパンク交換ぐらいのセットは常時持ち歩くべきか、スタイルのある選択をしてゆきたいところである。
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2010年11月25日付けのWEBページより再掲
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