2021年1月10日 日曜日 曇り
渡辺克義 物語ポーランドの歴史 東欧の「大国」の苦難と再生 中公新書2445 2017年
16世紀初頭から18世紀の分割までの間のポーランドは、「シュラフタ共和国」の別称で呼ばれることがある(実際には、17世紀にはマグナト寡頭制に移行するのだが)。・・共和制とは「世襲の君主を持たない政体」のことである。ポーランドがこう呼ばれたのは、シュラフタが選挙で国王を選出し、議会を通じて国政を牛耳っていたからである。シュラフタ共和国は最盛期にはバルト海から黒海に至る広大な領域を支配下に置いていた。(渡辺、同書、p18-19)
シュラフタ民主政 ヤン1世オルブラフト(在位1492-1501)治世の1493年、ポーランドで初の全国会議(国会に相当)が開かれた。これ以降、重要議題・問題は、王、元老院、下院の三者によって決められるようになった。(渡辺、同書、p17)
下院を構成するのはシュラフタ(中小貴族)。
元老院は高僧やマグナト(大貴族)から成る。
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