菜園日誌

菜園日誌 161023-161120

2016年10月23日 日曜日 曇り時々小雨

家庭菜園でムギワラギクの収穫。蕾が美しいつややかさ。このところの寒さで百日草がすっかり枯れてしまったのに、ムギワラギクは枯れていないで元気そう。

午前中、そして午後も続いて、畑で倉庫への収納。
1)マルチャーを運ぶ。
2)ロータリーを外して置く。
3)フレールモアを装着し、倉庫の一番奥へ格納。
4)ロータリーの位置直し。(これは予定外の作業)
5)ブロードキャスターを装着(するはずだったが、左右のリンク部分の寸法が小型用になっているようで、ピッタリとは装着できず。3つのボルトで留められているアダプターの位置を外側にするだけでよさそうだったが、ボルトが余りにも硬くてビクともしなかった。ギブアップし、擬似三点支持の状況で倉庫内へ格納し、トラクターから外した。
6)貝化石9袋をブドウ畑の中央へ運ぶ。(これが今期最後のトラクターのブドウ畑への乗り入れとなるだろうと思いつつ。)
7)有機肥料12袋、貝化石11袋を倉庫へ運び入れる。
8)ゼオライト20袋は、ブルーシートを掛けて来春まで保管。
9)2番目の取り付き脇に置かれていたブルーシートとパレット、針金4巻、中柱の余り38本をローダーで運び、倉庫へ収納。中柱1本は曲がっていたので、2番目の取り付き脇で来春まで保管。将来的には大文字のガンマ(Γ)の形で、果樹園の隅の方で何かの支柱として使う予定。
10)モミガラ堆肥の切り返し。食物残渣やカビの生えかけたカボチャなども投入。
11) 幸運の自然栽培カボチャ1苗から1個を収穫。この春一番に作ったモミガラ堆肥の麓から生じた株であった。形からはカチワリ。色白なところはケイセブン、おそらくはあいの子か。
12)トラクターの格納。69:23。この春に27時間ぐらいからスタートしたので、今シーズンは42時間程度乗ったわけである。

以上、重労働の一日であった。

観察 ブドウはまだまだ緑色。ただし地際の葉っぱはさすがに黄色みを帯びてきた。初霜が降りればすべてすっかり枯れてしまうのであるが、今年は寒くても霜は未だで踏みとどまっている。

倉庫に物を入れられるようになったのがつい数日前であるから、今日のような路面コンディションが悪い、しかも寒くて時に雪がぱらつくような悪天候の日に倉庫に機材資材を仕舞い込むような日程になってしまった。

まずいこと! 残念である。この季節、この地方は天候に恵まれるようなことは滅多にない。今まで倉庫がなかったのだからこのスケジュールになってしまった。それでも機材を雪に埋もれさせて壊してしまう、というような最悪な事態は避けられそう(豪雪で倉庫が潰される可能性もなくはないので、断言は控えたい)、ありがたい秋の終章である。

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2016年10月29日 土曜日 曇り

午後、倉庫にて。トラクター、機械のKrswさんにおいでいただき、ブロードキャスターの取り付けについて教わる。ブロードキャスターの場合には、アダプターを使わず、トラクターのリンクに直接つなぐのだそうだ。これも初めて知って、やっとわかった。

モミガラ堆肥の切り返し。重労働である。寒いので汗はそれほどかかないけれど、息が切れる。人間業で切り返せるのは今ぐらいの山が限度かと思う。

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ブドウ、寒さで葉っぱがやられてきた。いよいよ今シーズンも終わりに近づいた感じである。

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夜、杭抜き機に関してあれこれ考える。明日、実際に杭抜きの模擬試行を行ってみてから考えることにする。

垣根栽培のための隅柱の設置に関して、自分たちで(バックホーの扶けを借りないで)行う方式を(自分なりに編み出すべく)ファームエイジさんや新洋さんの資料を見ながら考える。適切なランマー(105mmのものが市販されているのでこれを購入)を用いて、コーナーポストの杭を垂直に立てる。アンカーも今のようにバックホーで穴を掘って埋めるタイプではなく、控え支柱とネカセでコーナーポストを支える。それぞれのジョイントは適切なブラケットでボルトナットを使ってしっかり締め付ければ良いのである。このような方法を取ることによって、圃場を痛めることなく、自分たちのペースで垣根を設置できる。

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2016年10月30日 日曜日 雪(曇り・晴れ・時々雪)寒い、夕方で摂氏2度。

朝、灯油をホームタンクに移す。60リットル(3つの缶を空にした)。

除雪機の試運転。エンジンのかかりがスパッといかない。

ベランダの片付け。

圃場にて。モミガラ堆肥の切り返し。

次いでアンズ園へ。ネット外し、支柱(150cm)を抜き、ネットを巻いて片付ける。

倉庫へ収納。

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電牧柵のコーナーポスト(径38mm)を試し抜きで抜くべく試行してみるが全く動かない。決心して、いわゆる簡単杭抜き機なるものをオーダーすることにした。

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夕方、ガソリンスタンドで軽油(冬用)を買う。話によると、北海道では8月末頃から軽油は冬用に切り替わるとのこと。全く識らなかった。

ともあれ、来週、トラクターの軽油を、冬用と交換する予定。

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今日も結構な労働であった。日の暮れるのが早いので、時間的には短いのだが、寒いのが応える。また、右肘が痛いのがこの6ヶ月間、治らない。

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2016年11月1日 曇り

朝、メール。同門のUm先生へ近況報告。

叔母から引き継いだ家のアプローチ改修工事に関して、Ktdさんから電話あり、業者の方とも電話で相談。階段設置はせず、かねてよりの計画通りスロープにしてもらうことで話し合う。敷地が狭いので、厄介なことではある。

ファームエイジのKmさんと電話で。1)繰り出し器、50kgを繰り出せる頑丈なもの、受注生産を発注。 2)ランマー、内径105mmのものに関して。 3)隅柱固定のためのヒカエ・ネカセのシステムで十分な強度を出せるかどうか。検討してアドバイスいただけるよう依頼。

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2016年11月2日 水曜日 晴れ

久しぶりの晴天。ただし、圃場の路面状況は悪い。

有機肥料をブドウに。1本当たり150g(ないし100g)。8袋、160kgを施肥。

ウサギによる切断。北のカラム、東から5列目のシャルドネ、1本、東から2列目のソーヴィニヨン・ブラン、1本。ここまで育ててきて、スパッと根元から切断されているのは、痛い。来年、果たして、芽が出るだろうか。

日暮れは午後4時15分頃。久しぶりに夕陽を見た。夕焼け空はみられない。

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先日収穫したバラの蕾が室内で咲き始めた。秋のバラは香りも色も素晴らしい。

菊の収穫。タネから育てた日本小菊、この寒さでは花が咲けない。蕾を切ってきて室内に生ける。菊の香りも私の好きなものの一つである。自宅の家庭菜園の脇でも、今年初めて覆輪の美しい金色の小菊が2株、花開いた。これらも去年までは見られなかった色形なので、どうやらこぼれ種から育ったもののようだ。

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いっぱい着込んで有機肥料を撒いたら、ジャケットもダウンのインナーも、すっかりアンモニア臭に包まれた。つまり激しくオシッコ臭くなってしまった。今回の有機肥料は魚粉・鶏糞・動植物堆肥の3種ミックスで、かなり奮発した高価なもの(20kgで1900円程度)である。魚粉の感触は(直感的に)とてもよさそうなので、時間が許せばこの11月に残りの11袋(総計20袋を購入済み)もブドウに施肥しておこうかと思う。衣類が匂うようになるのは閉口であるが、それは取りも直さず、来春になって撒くよりも、この秋冬のうちに撒いておいた方が良いことを意味する。これから6か月の長い冬の間、腐生菌たちの食物となって土が豊かに成長してくれることを期すのである。

圃場に積んでおいた有機肥料の袋はネズミ穴が開けられていた。歯形と穴の大きさで、よくわかるのである。幸い、幾らも日が経っていないから変に腐敗したり水浸しになったりしてはいなかった。倉庫に残して冬越しさせようとしても、ネズミ被害に遭うことも考えられるので、どうせ撒くならセオリー通りこの冬の間に撒いておくべきかと思う次第でもある。(来春に新植するピノのためにはまた来年になってから新しく有機肥料を購入してもよいかと思うようになった。)

貝化石も施用する予定だが、圃場条件がわるく、なかなか時間もとれない。それでも11月中にやっておかなくては。今のところ、当たり前かも知れないが、これの袋はラット穴が開けられていない。

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2016年11月3日 木曜日 雨・みぞれ

朝、水道ホースの片付け。30mを1本、50mを2本。土手に上がって、ホース内の水を抜きながら行った。

倉庫の浸水に関して、Kさん・Yさんと相談。おりからのみぞれ雪がどんどん降ってきて、裾から入ってくる水の状況が良く分かった。晴れた日に、裾のコーキングと、つなぎ目の位置の舗装に水抜き穴を気ってもらう予定。私たちは、その作業に差し支えないように、中柱や杭、パレットなどを、壁脇から倉庫中央側に移動。

雪が降り止まないため、電牧柵片付け関連の仕事は延期することとし、ホームセンターに冬囲い用の資材を買いにゆく。女竹180cm、150本、ムシロ、6枚、ワラ縄180m、ふた巻、など購入。雪庇切りもついでに購入(昨年2月には売り切れていて、遠くの店舗にまで買いにいったのである)。

室内は寒くて、ずっと石油ストーブをつけていても十分に暖まらない。そろそろ水道の水抜きも必要になりそうだ。

夜になると気温1度。コンクリートの道を歩いていて、滑ったのを感じた。いよいよ冬靴のシーズンである。気をつけないといけない。

明日午後3時にはゴルフのタイヤ交換に行く予定。

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2016年11月5日 土曜日 雪

圃場の水道の水栓の水抜き。

自宅の水道の水抜き。(お湯のタンクの水抜きは延々1時間以上を要す)。

去年よりもずっと早い冬の到来である。

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2016年11月15日 火曜日 曇り一時雨

朝からブドウの剪定。午前午後で計6列、300本。

お昼過ぎから、Krswさんに教えていただきながら、トラクターの軽油の交換。入れ替えた後、1時間半ほどエンジンをアイドリングさせ、十分に行き渡らせる。トラクター70:55で作業終了。

午後は早々と酷く冷え込んで、作業しているのが辛くなってきた。

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2016年11月17日 木曜日 圃場は終始、雪降り。雪が畑に降り積もる。

朝からブドウの剪定。12列。600本。一日中、0度内外の気温で、身体が冷えた。

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ブドウ苗5Cの整枝をして支柱のダンポールを地面に突き刺したら、根元からポキッと折れてしまった。ブドウでこんなことはあり得ないのだ・・折れ口を見たら空洞になっている。切っていくと下に長く続く空洞・・コウモリガか何かにやられていたようだ。普通は特徴的な糞とオガクズの塊で気づくはずなので、コウモリガとは別の被害かもしれない。いずれにせよ、根元までやられているので、再起は難しい。5cに関しても1本を死なせてしまったようだ。

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2016年11月18日 金曜日 圃場は曇り、時々雨がぱらつく。昨日積もった雪は融けかけている。

倉庫の継ぎ目のコーキングをYさんがやって下さっている。ただし、今日は雨が落ちてきて、北側のコーキングはできなかった。

ブドウの剪定、残った8列を4時間で終了。番線もすべて下ろしたので、ブドウの作業で残っているのは貝化石を撒くことだけ。あと、忘れそうになっているのが、苗の受け取りと仮植えである。台木の30本は誤りなく届くと想定しているが、ピノ・ノワール500本の苗は、果たして今年、届くのだろうか。請け書をもらっていないので、今年1月に送ったFAXでの注文を受けてもらっているかどうかがあやふやなのである。

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2016年11月19日 土曜日 曇り 気温が10度を超えて暖かく、絶好の作業日和だ。

電牧柵の片付け。リールにして4巻ですべて巻き取り、グラスファイバーポールも回収し、倉庫に収納。

バラの冬囲い、8本。

Yさんが今日もおいで下さって、倉庫の壁面の継ぎ目のコーキング。

夕方、エアウォーターさんお二人による燃料タンクの脚の付け替え。これで70cmほども背が高くなった。

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2016年11月20日 日曜日 雨のち曇り 気温は朝暖かく(摂氏8度)午後3時頃にはひどく冷え込む(畑は摂氏2度)

朝、軽トラで冬囲いの資材を運ぶ。

次いで、除雪機を軽トラに積み込み、畑の倉庫へ移送。初めてのアルミブリッジを用いての積み込み積み卸し、慎重に行い、成功。

冬囲い。リンゴ、7株、バラ、残りの二株。

向かいのアンズ園に移動して、冬囲い、梅1、プラム1、アンズ4、アーモンド4、クリ4。

クリ以外は、ネットを外して以来の今日までのどこかで、再びシカに囓られていた。唖然とした。シカに剪定を頼んだ覚えはないのだ! 私の「甘さ」を(あるいはシカの辛さを)思い知らされた。ネットを外したら即、できればその日のうちに冬囲いを行うべきであったのである。家人によると、私は「シカが悪いんじゃなくお腹が空いただけなんだ」と弁護してお父さんにしかられているジョディ少年のように、「甘い!」のだ。

ズシーンと冷えてくる中、何とか夕方4時、全ての雪囲いを完了。

今年の菜園作業は、残すところ、貝化石撒きと、ブドウ苗の仮植え、計3日の行程となった。もちろん、雪に対する作業も必要となろうが、今は忘れておくこととしたい。

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