菜園日誌

菜園日誌 160916-160926

2016年9月16日 金曜日 晴れ~曇り

圃場にて 機械のK社KsさんとM社の担当の方においでいただき、ステレオスプレイヤーについてお話しを伺う。ちょうど適当な機種があり、良かった。検討を進める予定。

T788 圃場
ヒマワリ(ロシアヒマワリ)のタネの収穫。米ヌカ袋に3袋ほど。全体としては、花が咲き終わったばかりなので、収穫できる花殻は多くない。タネが熟するのにもう1,2週間待ってやりたい状況である。

トラクターで草刈り。大変なことに、電牧柵の際をきわどいとこまで刈り払う野心が禍して、ポールをひっかけてしまった。電牧柵の壊れを放置して一晩を過ごすのは壊滅的な結果につながる怖れがある。ヒマワリ畑(トポロジカルには電牧柵の外側)でシカの足跡を多数見かけた後なので、それを思うと、緊急事態である。急遽、自宅に工具と電線を取りに帰る。夕闇迫る中、何とか修復した。カーボンファイバーポールを素早く打ち込む道具を使えることが能率の良さにつながっている。

エダマメの収穫。

自宅に帰って、実体顕微鏡でベと病罹患葉の観察。アリエッティ散布から3日目。良く効いているが、一部に生きている菌が観察された。これが時間経過とともにどのように推移するか、毎日サンプリングして、顕微鏡観察を続ける予定。

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2016年9月17日 土曜日 曇り

朝、町内の方々と町内の清掃(草取り)。草をいただいて我が家庭菜園のカボチャのエサに。一輪車で3回、20リットルバケツで4回ほど往復。なので相当な労働となった。

その後、家庭菜園のキュウリ支柱とネット、トマト支柱の片付け。自然薯のツルが絡まっている支柱だけはそのまま残した。T788 圃場、ヒマワリタネの収穫。

圃場にて、エンドウ・インゲンの支柱とネットの片付け。一部。前回の台風の被害で240cm支柱が地際でずらりと折れている。普通なら地面の方が負けて、土を掘り返しながら倒れてゆくはずが、今回は地面がとても固くて、支柱は斜めに倒れることなく、地際でポキポキ折れてしまったのである。上手に支柱を立てているとも言えるが、深く挿しすぎた上に、畑の土の改良を怠り、カチカチのコンクリート畝にしてしまったということで、反省すべき状況であるのが正直なところだ。折れた支柱の断端以下、土に埋もれている部分を掘り出すのは相当な面倒であった。

エダマメの収穫。調理用トマトの収穫。大玉トマトの支柱の片付け。ミニトマト・アイコ、ステラミニの収穫と、支柱の片付け。これらトマト類は今シーズン、いよいよ終了である。

ブドウ畑、シャルドネのベと病葉っぱのサンプリング。自宅で実体顕微鏡観察。昨日同様、カビはほとんど死んでいるが、一部に生きている菌が見つかる。アリエッティ散布後、4日目なので、カビがまだ完全に死んでいなくても再燃とは言い切れない。これからどちらの方向に進むか、現状では予測できない。良い方向に進んでくれるように、期待しつつ、毎日の観察を続ける。
 もう少し白い斑が広がってくれば、当然、再発再燃であるし、白い斑がなくなれば瘢痕治癒である。こうなれば、肉眼でも簡単に判定できる。しかし、薬剤散布後4日目の、治癒か再燃かどちらの方向に進むか予断を許さない今日の状況では、葉っぱの裏のごく小さな白い斑が、死んだカビか生きている菌糸かを判定することは、肉眼では不可能である。つまり、ベと病が治療できている(アンダーコントロール)か再発再燃かを肉眼で判定することはできない。どうしても実体顕微鏡レベルの観察が必要である。
 ベと病ぐらいなら実体顕微鏡での簡単な観察で十分であるが、将来的には正立顕微鏡を備えて、対物40倍のレンズで菌糸等の性情を観察し、正確な診断を下した上で、病気に対処したいものである。

ジャガイモ・キタアカリの試し掘りをする。中ぐらいのものがゴロゴロと取れ、豊作である。瘡痂(そうか)病の症状も全くない。私たちの畑は砂がちで、ジャガイモ栽培には理想的な土である。病気(疫病など)がでなくてよかった。

(補注 瘡は「かさ・きず」、痂は「かさぶた」と訓み、瘡痂もかさぶたの意で、いずれの病気も罹病部にかさぶた状の病斑を生じることに由来する、とのこと)

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午後は、リフォームが完成したワンルームの見学とStさんとの打ち合わせ。工事の全体を担当していただいたKW社のSkkさんにもおいでいただき貴重なお話しを伺うことができた。前回の引越に際して設置場所がなくなったため外して、w保管してきた照明器具を持参して、リフォームが完成したワンルームに設置していただくように依頼。お二人には、とりたてのキタアカリ、エダマメ、ミニトマトのセットをプレゼント(素朴なものであるが、すべて数時間以内の取り立て)。

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2016年9月18日 日曜日 曇りときどき小雨 夕方から夜は晴れ

朝、雨の音で目が覚めた。農作業はできないかなと思いながら外に出てみると、意外と路面は濡れていない。通り雨だったのだ。

懸案事項の除雪機の始動をトライ。スターターが無音であった。バッテリーあがりであろう。初めてカバーを外し、バッテリーを取り出してみた。40B19Rバッテリーが装着されていた。畑の仕事が一段落してから、充電器を買いに行くことにした。

午前中、まずはアンズ畑の刈り払い。それから施肥(ふた握りずつ)。

畑にまわって、シャルドネのベと病の葉っぱのサンプリング、3枚。(お昼に自宅に帰って実体顕微鏡観察したところ、いずれもベと病菌の菌糸は崩壊していた。3枚だけのサンプリングでは確定しないものの、今のところコントロールできているようである。アリエッティ散布から5日経過時点である。)

コスズメの幼虫小型1匹捕殺。ひと頃より下火になったとはいえ、うんざりするこの戦い。きっと、ブドウが大きくなる数年後には、少々の葉っぱを食べられたとて、それほど大したダメージではなくなるのだろう。小さな苗の今は成長点まで止められて丸裸にされるので、痛ましい。

エダマメの収穫。キタアカリの収穫、2株だけで、食べきれないほど。これでは全部を収穫することができないかもしれない。

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午後、ホームセンターへ行き、買い物。充電器、テスター。それから、軽トラに除雪機などを載せて運ぶためのアルミブリッジ(2枚一組)。ついでに、牛糞堆肥、15袋(300リットル)。ジャガイモを友人宛送付するためのダンボール箱も買ってきた。

畑に戻って、積荷の牛糞堆肥を降ろす。

エダマメの収穫、追加。

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夜は、エダマメむしり。これを茹で、豆を取りだして、500ミリリットルのカップ1杯単位で袋に入れ、冷凍保存。わが家の冷凍庫にゆとりが少ないため、このように容量を少なくする形式でないと保存できないのである。

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2016年9月19日 月曜日(敬老の日で祝日) 晴れ時々小雨

朝、バッテリーを充電しようと接続したところ、充電不可のマークが点灯。余りに放電しすぎてすっかりダメになっているようだ。新しいのを買うべき状況であった。今後は、バッテリー切れには余程気をつけなければならないと肝に銘じる。

さて、圃場に着くとすでにカスケード倉庫設置の作業が始まっていた。束石を埋めてゆくところ。

私たちはご挨拶をした後は、すべてプロにお任せである。

午前中の作業:
1)花豆インゲンの支柱の片付け。
2)エンドウの防風筒の片付け。
ついで、
3)イチゴ(サトホロ)苗の定植。今日は計54株。ほかに宝交早生7株。元肥を施さねばならないのだが、春先の雪解け水で大きな溝がマルチ横にできないよう、何らかの工夫が必要である。(防草シートと接続して、平畝マルチに整形してみたらどうかというアイデアが湧いた。妥当かどうか、少し考えてみるつもり。)

入院中のKさん、外出許可のもと、私たちのカスケード倉庫設置の日に合わせて、現場に訪ねてくださった。退院は23日とのこと。

午後1時過ぎにはカスケードの設置が完成し、鍵を受け取り、一段落した。

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午後は、にわか雨で中断していたイチゴの植え付けを最後まで行い、愛媛AIを入れた如雨露で水やり。雨が降ったとはいえ、イチゴの植え付けに水やりが必要ないというほどの雨量ではなかったのだ。

エダマメの収穫。調理用トマト・なつのこまの収穫。

ブドウ挿し木苗ソーヴィニヨン・ブランでコスズメの幼虫大型1匹捕殺。

トラクター、52:40からスタート。軽油を給油。タンクからの給油は今期2回目である。満タンブザーが鳴って便利なはずであるが、実際には満タンになる前にブザーが鳴ってしまうようだ。どうやら私のところのような傾斜地では満タンブザーは良い情報源にはならないようだ。次回は自分の目測を頼りに満タンにすることにしたい。トラクターのようにしばしば使う機械は作業の終わりに満タンにしておくと良いとのこと。

カスケード倉庫設置のための地均しで生じた表土の山の土を、ブドウ垣根の畑に生じた窪みへ補填。そのための土運びを行う。モミガラも混ぜる。表土は本来、簡単にバラバラになって扱いやすいはずであったが、しばらく山積みされていて雨が降って圧がかかったり、生えていた草の根が腐ったりして、泥粘土をこねたような酷い状態であった。そのため想定していたのとは全く違って、酷い力仕事となった。ローダーひとすくいで、ほんのわずかの窪みを修正できるだけであった。何度にも分けて、気長に作業を進めるのが良さそうである。

今日楽しみにしていたトラクターの倉庫への収納は、延期することとした。ローダーのバケットにモミガラが一杯残っていて、このまま倉庫に収納するのはためらわれたからである。今後も、土などで汚れたまま倉庫に収納することは、できるだけ避けたいものである。かといって、水洗いするのも大変である。水で洗って綺麗にしてから、倉庫の入口まで進む間に、クローラなどは却って泥が付着して大量の泥を庫内に持ち込むことになるかも知れない。・・いろいろ倉庫の使い方にも工夫が必要そうである。

小さなものではあるが、倉庫が建ち上がったのは、嬉しい。記念すべき日である。

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夜はエダマメの加工処理。調理用トマトの加工、5kg。残りは明日以降で。

ヒマワリのタネ、自家採種タネの乾燥処理。

土運び後の、シャベルを用いた整地作業が重労働であった。

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2016年9月20日 月曜日 晴れ

朝 涼しくなってきた。6時の室温は18度C。予報では最低気温12度、最高気温21度とのこと。次第にベと病再燃には不利な気候となりつつある。このまま収まってくれれば有難い。

さて、まずは、ヒマワリのタネの花梗からの取り外し。これも時間と根気の要る作業である。来年のためにできれば多く取り置きたいと常々考えていたものの、いざ作業を始めると、かなり無謀であったような気になってくるから不思議である。2時間で昨日までに収穫したものを全てバラバラにした。

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午前の作業
我が圃場への登り道が工事中のため、遠回りしてゆく。

まずは、ブドウ畑の北側のカラム、西から誘引整枝。バッカス、5C、シャルドネ、計9列。コスズメの幼虫、8匹捕殺。8匹の内訳は、大型6匹、小型2匹、大型の6匹の内1匹は茶色であった。茶色のコスズメは我が圃場ではマイナーである。ほかに被害があるもののコスズメを見つけられなかった苗が2本。1列あたり均して1本程度の割でコスズメ被害に遭っている。下火になっていると記載したばかりだが、安心できない。

ベと病の状況は、アリエッティ散布から7日目で、今日もよくコントロールされている。3枚をサンプリングして自宅の顕微鏡で覗いたところ、ほとんどは瘢痕と死んだ菌である。ただし、1カ所だけ白斑が生きた菌糸で構成されているものがあり、これが今後どのような経過をたどるか、要注意である。現在、薬剤投与後7日目であるが、まだ、菌が死んでゆく可能性があると思う。また、このところ最低気温が12度程度と涼しくなってきたので、ベと病も下火になってくる可能性もある。一方で、昼間の気温は依然として高く、半袖でも過ごせそうである。ベと病菌もまだまだ増殖できる気温である。

誘引整枝を少し行った後で、ヒマワリタネの収穫や土運びと圃場の整備などいろいろ行おうと思っていたが、コスズメが多いので、今日明日で圃場全体を見回る必要がありそうである。午後はもう少し誘引整枝を行ってみよう。

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葉っぱの片面だけが食われてスダレ状になっている葉っぱを一枚見つけた。裏面に物凄い数の小さな虫の群衆が見えた。以前にも観察したことがあるが、持ち帰って顕微鏡で見てみた。若齢の毛虫である。図鑑で親を調べる予定。このような虫が大量に増えたりしないのは、やはり、クモやテントウムシその他の捕食者が食べてくれているお蔭であろう。私の圃場では、ヨトウムシにせよ毛虫にせよ、ある程度以上の週齢のものは一カ所で大群で見つかったりはしないのである。(補注 と書いたばかりだったが、本日夕方、リンゴの葉っぱに大量の毛虫をh。昨日、同じ毛虫が大量にエダマメに付いていたことを失念していたのである。不正確な記載であった。訂正したい。)

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追記 ベと病菌の草むらの中に見つかる琥珀色の虫について: 実体顕微鏡の倍率を最大にし、おとなしい虫を繊細なピンセットで突っついて動かしてみると、今日初めて見分けられたのだが、肢が4対あった。ということは、昆虫の仲間でなく、クモやダニの仲間である。死んだベと病菌などを食べてくれているのだから、私にとって役立っているかどうかは別として、自然界の中では地道な働きをしている掃除屋なのであろう。ともかく、微少な顕微鏡の世界の話である。

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中間的なまとめ
今年、畑で良い結果を出せたもの・出せそうなもの:
エンドウ
実取りエンドウ
イチゴ(サトホロ、エラン)
ニンニク(家庭菜園)
ジャガイモ
エダマメ
トウモロコシ(モチットコーン)
ミニトマト・ステラミニ
ブドウ、シャルドネ
ロシアヒマワリ、緑肥ヒマワリ
ソルゴー(ツチタロウ)
家庭菜園の自然栽培カボチャ
花では、百日草、コスモス(ソナタ、センセーション)、ムギワラギク。日本小菊。除虫菊。

まずまずの結果:
モモタロウトマト
アイコトマト
ブラジルミニ(調理用らしく、私には余り美味しく感じられなかった)
なつのこま(ブドウが忙しくて、余り収穫してやれなかった)
ブドウ、ソーヴィニヨン・ブラン、バッカス、5C
花では、金蓮花(最初は良く咲いたが、長続きしなかった)。

失敗:
ソラマメ
緑肥の大麦手間いらず、マルチ小麦
ニンニク(昨年の秋、T789の圃場に植え付けたもの)
カボチャ(自分でタネを蒔いて圃場に定植したもの)
大玉トマトのポンデローザ・妙紅
唐辛子(大辛、鷹の爪)
ヒマワリ(矮性のパレット咲き、たとえばグッドスマイルなど)
アンズ他の果樹(葉っぱをシカに食われ、多数のカタツムリに食われ、今シーズンは伸び悩んだ。)
・・・こうしてリストアップしても、つくづく今年は失敗の多いシーズンであったと思う。新しい圃場で、失敗経験の連続であった。特に家庭菜園風の野菜類に関しては、家庭菜園流に、小面積少量にとどめ、美味しいものをつくる、という基本方針に立ち返らなければならないことを痛感した年になった。

来年以降も継続して(今後の結果待ち):
ブドウ、
ニュイ-ジーランドから輸入して検疫中のピノノワール。
除虫菊の苗。
新しく植えた、ブラムリーリンゴ、姫リンゴ(クラブアップル)。
アンズ畑の、アンズ、梅、プラム、アーモンド、栗。

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午後: 

誘引整枝の残りは明日に回すことにして、本日午後は、圃場整備。昨日運んだ土とモミガラをミックスして、通路の凹んだ部分に土を補充し、ブドウ苗の根元と垣根下にも補填。土が固まっていて、モミガラと混ざらず難渋するのは昨日と同じ。結局、ローダーで一杯分の土と一杯分のモミガラで、昨日今日の2日をかけ、二畝のへこみを直しただけであった。が、それだけでも右手がしびれているぐらいの、私にとっては重労働であった。運ぶべき土の量は多いが、一度に多くの仕事はできない。少しずつ焦らずに進めてゆくことにしよう。

仕事が終わった頃にはもう暗くなってきた。最後に、リンゴ苗を見回ったところ、驚いたことに、ブラムリーに多数の毛虫がやってきて葉っぱに穴を空けているではないか。昨日、枝豆に大量にやってきていた連中が、枝豆収穫で葉っぱをカットされたあと、坐して死を待つという消極的態度ではなく、積極的に美味しそうなリンゴの葉っぱまで延々数メートルを移動してきたのである。1本のブラムリーに40匹ぐらいはいただろうか、丁寧に潰していった。

隣のブラムリーは、さらに6メートル離れていて、これにも数匹、捕殺。さらに隣のブラムリーにも2匹。その隣にはいなかった。しかし、エダマメのマルチとほぼ平行にブラムリー苗の列があるので、エダマメが収穫され終われば、ブラムリーに押し寄せる可能性は高い。明日は朝一番にリンゴを見回り、対処しようと思う。小さな苗で、葉っぱも数えられるほどだから、毛虫は見つけ次第捕殺の方針である。障壁を設けてエダマメから移動してこないようにできないものかと思うが、今のところ良いアイデアがない。

今は、葉っぱが少ない幼苗であるからマニュアル捕殺も可能であるが、少し大きくなって、そしてこの毛虫が数百匹も取り付いていたら、とてもマニュアルでは対処しきれないように思う。現在養成中の除虫菊の出番かも知れない。また、手遅れになる前に、こまめに見回って駆除しなければならない。こんなに大量にやって来ると数日の遅れは致命的かも知れない。

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2016年9月21日 水曜日 晴れ(快晴、雲無し)

去年の9月21日、実家の片付け中に、庭でスズメバチに刺されたのであった。不運の記念日。

圃場にて
午前中 ブラムリーにやってきた毛虫退治。二時間おきに3回。続々とやってくるようで、3回目も東側から1,2で5匹、3で2匹。根元は1カ所しかないので、ここに強力な両面テープなど、何らかのブロックを仕込めないものだろうか。アルコールを詰めたチューブに毛虫を入れて持ち帰り、自宅の実体顕微鏡で観察。

ブドウの誘引整枝 ソーヴィニヨン・ブラン4列。次いでシャルドネ4列。計8列。コスズメ、大型3(うち1匹は茶色)、中型3、小型1、計7匹捕殺。ほかにヨトウムシ。

アリエッティからちょうど7日間。今日もベと病の再発傾向はない。朝の気温が11度。昼の最高気温が21度の予想なので、ずいぶんと涼しくなってきた。この涼しさが一番の治療薬かも知れない。

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ついでトラクターで土運びと、圃場整備。53:20-54:32の70分。7,8回往復して凹んでいるジャガイモ畝の溝に土を運び、モミガラと混ぜて、スコップでマニュアル整備。土質が泥粘土のようで酷く、重労働。

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午後 涼しくなったので、さして昼休みをしっかり取らなくとも畑仕事ができるようになっている。

ブラムリーリンゴの毛虫退治。本日、4回目。まだ4匹、2匹、と捕殺。敵は三々五々やってくるので、厳しい戦いである。

トラクターで圃場外縁の草刈り。54:33から約70分。それから休みを入れずに、土運び(トラクターで4往復)と圃場整備。土はカチカチないし粘着でまったく始末に困る。モミガラと上手に混ぜるには島田ぐわなどの助けを借りるか、モミガラ・米ヌカと土を混ぜて時間をかけて自然の菌類に上手にほぐしてもらうか。次回からはこの両者を並行して進めてみよう。

電牧柵に弛み部分を見つけたので補修。前回(先週金曜日)の切断事故の後遺症かも知れない。

ヒマワリのタネをチェックしてみる。まだ完熟のものは少ないが、明日、収穫することとしたい。

T788の圃場のコンディションについて: T783に比べてやや水捌けが悪いようだ。昨年もこの時期そうだったように思う。草刈りは、できるだけ早めに、注意して土を痛めないように行いたい。草刈りが終わったら、メジャーで来年植え付ける位置を確定し、植え付け準備を行いたい。牛糞堆肥とモミガラ、腐葉土などを考えている。貝化石の石灰も考えると良い。

夕闇深まるころ、5回目のブラムリーの視察。さすがに5回目は1匹も見つからなかった。後続はまだまだいると思うので明日の朝も一番に見回ることとしたい。

エダマメ、ブラムリーリンゴの危険回避のため、本日、残りの全部を収穫。

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2016年9月22日 木曜日 晴れのち曇り

午前中
圃場にて
ブラムリーリンゴの毛虫退治。有難いことに、今日はほんの3,4匹までに減少。リンゴに水やり。

先日植えたイチゴに水やり。

除虫菊、日本小菊に水やり。

自家採種:
黄花コスモス、フレンチマリーゴールド、アフリカマリーゴールド。ロシアヒマワリ。

補注 安田守著 イモムシハンドブック 文一綜合出版 2010年 のp88の写真の毛虫
「モンシロドクガ」にそっくりである。ただし、本書に載っているのは終齢幼虫であり、私たちの畑のエダマメ、ついでリンゴにやってきたのはこれよりも若齢幼虫と思われる。週齢の違いから、背中のコブの位置などが異なっているのではないかと思う。(ただし、もっと詳しい図鑑を調べれば、似ていて違う種類のものと判明するかも知れない。) 幼虫越冬ということなので、油断はできない。

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午後: 

ブラムリーリンゴの毛虫退治。2匹。減少したので一安心か。

ロシアヒマワリ、タネの回収。

昨日運んだ土(カチカチに固まっている)に、モミガラ袋一杯のモミガラを軽トラで運んできて載せる。そのうちに、モミガラをブレンドして、それから腐葉土や牛糞堆肥もブレンドして、扱いやすい土にしてから、窪んでいるところや苗の根元などに補填する予定。

手分けして、コスモス・センセーションのタネ採取とブドウ誘引整枝(ソーヴィニヨン・ブラン4列、バッカス5列、5C・50本。コスズメ、大型6匹、中型4匹、小型1匹、そのうち茶色が大型1匹中型1匹。コスズメは本日は計11匹。

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2016年9月24日 土曜日 晴れ

カスケード倉庫のスカートの設置作業。業者の担当の方にご挨拶。

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家庭菜園にて 
1)モモタロウトマトの最終収穫と片付け。
2)自然栽培のカボチャの収穫。雌花開花が8月の初めだったので、ここで開花後50日を経過。コルク化も完全とは言えない実もあるが、いつまでも置いておくよりもここらで収穫しておくこととした。タネを蒔いてきちんとマルチに植えて管理したカボチャ40株が早々と立ち枯れ病で全滅したのに対し、この家庭菜園の自然栽培カボチャはタネも蒔かず、自然に畑に生えてきたもの(3株)を、踏みつけないように注意したほかは、何も手を加えずに「自然栽培」したものである。「栽培」と呼んでよいかどうかさえ訝る向きもあろうが、縄文時代のご先祖の皆さんに習ったつもりで、「楽しい栽培」としてよいと思う。病気は恒例の軽いウドンコ病症状以外は皆無。姿・形は雪化粧風のもの、少し縦に間延びさせたエビスカボチャ風のもの、など多彩であった。

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圃場にて

ブラムリーリンゴに来たモンシロドクガ幼虫を2匹、捕殺。

ブドウ挿し木苗でコスズメの幼虫、大型4匹、小型2匹、捕殺。その内、茶色のものが大型1,小型1。9月中旬以降、茶色のものの比率が高まっているように感じる。ベと病からの瘢痕が茶色のため、茶色のものの生存確率が上がっているせいかも知れないし、幼虫が葉っぱの茶色に刺激されて脱皮の際に次の着物に茶色を選べるのかも知れない・・など考えてみるが、詳細不明である。単に確率的な変動を見ているだけかも知れない。それにしても、このところコスズメ幼虫がまた増えてきており、第2のピークを迎えているのかも知れない。

ソルゴーの刈り払い。2メートルを遙かに超えるソルゴーは、なかなか重く、刈り払いはかなりのワークであった。ソルゴーのボリュームは大きく、畑の土は確実に良くなっているように感じる。一方で、タネを蒔かず耕さなかった隣の領域は、去年のエンバクの藁が倒れているものの、めぼしい雑草が生えてこないでほぼ裸の砂漠状態である。イヌビエなどの強勢雑草も、なぜか、耕さない限りは生えてこないのである。この畑は現状では肥料が少なくて痩せている。何もしないとこの畑は雑草も繁茂できず、自然には豊かに成れないのである。このように分かってみると、無理しない程度にゆっくりとではあっても、この畑を豊かにしてゆくために、私たちは積極的に関わってゆくべきだと思う。来年もタネを購入して、肥料もしっかり使って、ソルゴー(そしてデントコーンなど)の並木を作っておきたいと思う。

刈り払ったものを明渠保護のために明渠左岸に並べてみた。

ジャガイモ洞爺の試し掘り。一株掘って、出来は上々。ただし、昨日の雨で土はまだ濡れているため、2株目以降を掘り出すのは明日以降に延期とした。

メヒシバ、イヌビエ、エノコログサなどメジャーな畑雑草がタネを落として(緑を失い)枯れている。ブドウの緑が目立つ、秋色の畑となってきた。今日は緑の濃いソルゴー並木、長さ220メートル・幅3メートルの刈り払いを行ったので、畑の風景が一段と秋らしくなってきた。

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2016年9月25日 日曜日 晴れ

朝から、軽トラに乗って当別町で行われた秋祭りに行ってきた。バイオリンの生演奏を聴き、ヨーグルトドリンクや鹿肉ソーセージを楽しみ、電牧柵のポール2メートル10本セットや電線その他アウトレットや蔵出し品を購入した。また、帰り道ではホームセンターに寄って、除雪機用のバッテリー40B19Rや、軽トラに資材を括り付けるゴム紐やロープ、そして牛糞堆肥20リットル12袋など、購入。軽トラの給油。等々、多彩な買い物の午前となった。

お昼のトマト(生食)が甘みが上品でとても美味しくて感心した。家人に確かめたところ、確かに昨日の朝に収穫したわが家の家庭菜園のモモタロウトマトとのこと。簡単な誘引だけで、手間をほとんどかけていないトマトであるが、この秋は温かさが何時までも続く、トマトにとっては好況で、良い味の秋トマトが楽しめたようだ。

午後は、圃場にてジャガイモ・メイクイーンの試し掘り。良いジャガはできていたが、土がまだ濡れているので、多くを掘り出すのは延期とした。好天が続いてくれれば、今週のどこかで収穫できるだろう。

今日は初めて、ブラムリーリンゴに毒蛾の幼虫がみつからなかった。厳しい状況を一週間弱で乗り越えられたようだ。それにしても、もっと服装ゴグルその他、重装備で毛虫退治に臨まなければいけなかった。目に見える毛ではなく、幾万の小さな毛針が猛毒なのだそうだ(イモムシの不思議本から勉強)。簡単にひねり潰していた時点では、毛虫の毒に対する知識に乏しく、とても危なかった。反省している。

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2016年9月26日 月曜日 晴れ(快晴)

朝は直接圃場へ。

ブラムリーリンゴ、今日は毛虫が来ていない。

・・と安心していたら、ブドウの挿し木苗にコスズメ。中型5匹、小型1匹(内、中型1匹は茶色)。

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トラクター、フレールモアで刈り払い、T789の圃場。途中で給油。今回は、目視で満タンにした。再開して、59:50まで。

お昼前にKさんがいらっしゃる。倉庫の鍵をお貸しする。舗装の日程のアレンジをしていただける。今度の土日で倉庫周りの暗渠工事の予定。私の方からお願い2件: 1)積み上げた表土の山をユンボで均してもらう。2)来年の垣根の予定位置の測量のお手伝いをお願い。やはりトランジットは必要とのこと。これも今週の土日で進めることに。・・ということで、今週の内に私なりにおおよその位置を決めておきたいと思う。

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午後、まず市役所に行って、農林課に書類提出(M地区の樹園地、2haの農地を希望申請)。またアライグマの罠を返却した。

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午後、
1)針金を使って、5列目3本目のバッカスのコウモリガの洞をプローブ探索。ずいぶん深い。これで何とか退治できただろうか。フンカスが新規に作られるかどうかで判定できるかと思う。
2)フレールモアのお蔭で、マルチがバラバラ、マニュアルでゴミ拾い。20リットルのバケツに2杯。ずいぶんな労力であった。こりごり。トラクターをかける前に片付けておくべきであった。
3)トラクター・フレールモアによる刈り払い。59:50から再開。夕闇迫る頃、漸く全面の刈り払い、終了。これでフレールモアの仕事はほとんど終了。トラクター、61:30まで。
4)ほとんど暗くなって漸くブドウ垣根を見回り、外れた支柱を番線に結わえる。コスズメ中型茶色1匹。こんなに暗いのに良く見つけたなあ、と感心している場合ではない。明日は一番にブドウの巡回をしてコスズメ軍団を撃退しよう。

今日も時間切れでトラクターの車庫入れの練習ができなかった。・・初入庫はいつの日になるだろうか。

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