菜園日誌

菜園日誌 160927-161004

2016年9月27日 火曜日 晴れ

これから行うべきことを列挙

ブドウの管理
1)イモムシ・毛虫から保護
2)誘引整枝
3)必要なら防除
4)識別(病気・虫害・その他、被害を受けた株を記録)
5)お礼肥 10月
6)ボルドー液散布?(生長が止まった時期に)
7)11月(中・下旬)に剪定
6)番線の取り外し(根雪の前)

バラ・リンゴ・アンズ・アーモンド・クリの管理
1)お礼肥・施肥
2)冬囲い

ジャガイモの収穫

ニンニクの植え付けのための畝作り・元肥施肥・植え付け

イチゴに施肥(元肥)・防草シートを掛けて固定。

朝顔ネット、支柱の片付け

支柱を10本組にして束ね、片付ける

防獣ネットと支柱の片付け

シカ除け電牧柵の片付け(支柱・電線・太陽発電機)

来年のブドウ苗が12月に届く(530本)はずなので、その準備
1)垣根の位置決め
2)植える場所の土作り 耕してから培養土(落ち葉・モミガラ・米ヌカ・堆肥など)を投入
3)水道(みずみち)ができている場所の改善(培養土で均す・簡易明渠で迂回)

上記のための資材購入・調達
1)米ヌカ購入(モミガラ堆肥作り・イチゴの元肥・ニンニクの元肥)
2)モミガラ移動
3)落ち葉集め
4)モミガラ堆肥作り(ブルーシートを掛けて乾燥を防ぐ)

資材購入のプラン
1)番線用の繰り出し器、しっかりしたもの
2)ステレオスプレイヤー 確定してオーダー

技能練習と実施
1)トラクターのアタッチメントの取り外し・取り付け、倉庫への格納
2)トラクターその他の機器へのグリース補充(グリースガン使用)、その他整備
3)バッテリの取り外し・取り付け・充電・電圧チェックその他

冬期間は水道を止める
トラクターを格納し、米ヌカ堆肥ができた後で依頼。

倉庫の冬支度(外側)
コンパネ購入・設置

倉庫のセットアップと冬支度(内側に入れる)
  暗渠排水
  除雪機のセットアップ、倉庫へ運ぶ
  除雪道具(手動ダンプなど)を倉庫へ運びセットする
  屋根の雪除けのためのハシゴを購入し設置
  パレットを貰い、セット
  アタッチメントの納庫
  トラクターの納庫 1か月に1度エンジンをかけてバッテリを充電
  
薬剤などの在庫管理、密封して来春まで保存

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2016年9月27日 火曜日 晴れ

朝から788圃場の測量。783圃場の垣根に綺麗に平行して並べる予定。取りあえず、7列を予定。うち、この秋に耕して堆肥などを投入するのは5列のみでOK。台木苗3種30本は、783圃場の空いている畝24本分と、端に植える予定。こちらの位置はすでに決まっているので、圃場条件の良いとき(適度に雨が降った後で土が軟らかいとき)に堆肥やモミガラを入れておきたい。またバラを植える予定の場所にも、腐葉土や堆肥を入れておきたい。

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ベと病の状況について
 シャルドネから葉っぱ8枚(すべて別の苗)をサンプリングして自宅に持ち帰り、実体顕微鏡観察。残念ながら、8枚のサンプル全てで、病痕部の辺縁の白く見える部分には、生きていると思われる菌糸群が観察された。8月9月の経験だと、この病痕部から再発再燃が起こるわけである。
 が、このところ最低気温は11度程度に下がり、昼間は依然として(北海道の9月としては)異常に暑いけれども、まあ、冷涼な天候といってよいだろう。そのためか、現時点でのベと病の状況は顕微鏡レベルである。ひと頃のように2,3日のうちに燎原の火のごとく燃え広がるといった再燃徴候はみられない。再燃してくれば再び治療剤を用いるしかない。が、治療薬も3,4種すでに使用しており、できれば1シーズン2巡目を避けたいのである。
 さすがに9月も終わり頃、例年ならあと2週間もすれば霜が降りるほどの寒さとなるわけだから、このまま落ち着いてくれるのではないかと期待したい。それでも注意して観察を続けよう。

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ブドウ畑の構想図を作図。7列のうち、この秋は5列を準備する予定。

午後、ジャガイモの収穫。
トウヤ、すべて収穫。
メイクィーン、20リットルバケツに1杯、5株程度収穫。

選別を行いながら、のんびりと掘り上げた。

お隣のAdさんがおいで下さった。ジャガイモ、カボチャなどの出来について、情報交換。ツルガレ病が酷かったとのこと。私のカボチャもほぼ同じ時期にツルガレ(立ち枯れ)で全滅している。Adさんは、夜蒸し暑かった今年の気候のためではないかとおっしゃる。確かに、それが一番の誘因かも知れない。菌が土に住んでいるのも確かなのだが、それは原因。

アタッチメント収納のためのパレットを譲っていただけるとのことなので、お言葉に甘えることとした。

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夕闇迫る頃、ブドウの垣根を往復し、外れている支柱を結わえたり、ベと病の状況を見たりする。ベと病は、広がる様子はない。顕微鏡的には(ベと病の)菌は生きているのだけれど、園は静かな秋を迎えている風情である。

ブラムリーリンゴにも毛虫が付いていない。これは静まってくれたようだ。

シャルポンティエの花を摘む。たくさん、20以上の花が咲いて、自宅のテーブルは花で一杯になる。上品な香り。

夕焼けがきれい。

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2016年9月30日 金曜日 晴れ

朝の気温(予想)が8度と、漸く最低気温が10度を下回るようになった。最高気温の予想は21度となっているから、朝夕と日中の温度差が12,3度もある。この時期のこの天候だと、今年は美味しい葡萄ができるのではなかろうか。ただし、私のブドウはまだ1年生のため、今年の収穫は無い。

午後、農協に買い物。モミガラ堆肥切り返しを目的として、象印スコップ3号、3500円。米ヌカ30kgを10袋、14,000円ほど。堆肥作りのために、やや高価であるが、背伸びしてみることにした。11袋が軽トラの積載上限であるが、10袋でも十分に重く、しかも道路工事中が2件も重なって2重に迂回して圃場まで辿りついたが、難儀な道程であった。

さっそくモミガラと混合して切り返し。今日は8袋、240kgを開封使用。スコップの使い勝手が極めて良好で、能率良く混合することができた。上出来。上にかぶせたブルーシートは小さすぎて山の全面を覆いきれなかったので、明日はもっと大きいシートを持っていってかぶせる予定。

お隣のAdさんがご親切にパレットを届けて下さった。本当に助かる。

トラクター62:32から62:44、今日は初めての車庫入れ(それだけ)。心配していた間口の高さは、260cmで、難なくトラクターを入れることができた。奥行きも、フレールモアなら余裕で入る。しかし、横幅は意外と狭く、毎回注意深く入れていく必要があることを銘記しよう。

ブドウ畑、コスズメ大型茶色1匹。ベと病は、現在コントロールできている。

暗くなりかけたが、発送用のジャガイモ・キタアカリを掘り出す。砂地の畑で、綺麗に泥が取れて、キタアカリは綺麗な肌である。初めて上手にジャガイモを育てられたように思う。これもビギナーズ・ラックではあろうが。数メートルで20リットル・バケツに一杯の収穫。蚊取り線香をつけていたのだが、(おそらく)蚊にやられてしまった。

夕焼け雲が綺麗だった。

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ジャガやカボチャを知人に送るので、添え書き状の文面を考えてみる。以下は、その下書き:

私たちは昨年の秋に、S市から少し北に行ったところにあるM市・T山の中腹の丘に傾斜地の畑を購入しました。ブドウやリンゴの小さな果樹園にしていく予定です。初めてで不慣れなことや準備不足も多く、後手後手で失敗多々ですが、楽しんで果樹苗や野菜を育てています。

さて、今年のカボチャやジャガイモの収穫ができましたので、お届けします。

ジャガイモは3種、キタアカリ、メイクイーン、トウヤです。私たちの畑は砂がちで水捌けの良い土で、肌の綺麗なジャガイモが採れるようです。今年は豊作でした。作業の時に腰にぶら下げる蚊取り線香以外には、殺虫剤・農薬を全く使っておりません。キタアカリは、粉質でとろける感じ、粉吹き芋やポテトサラダに人気があります。メイクイーンは、煮崩れしにくいので、煮込み料理やカレーなどの定番です。トウヤ(洞爺)は、粉質なのにそれほど煮崩れせず、わが家では肉ジャガなどが好物料理です。

カボチャは、自宅の裏庭の小さな家庭菜園の中で自然に生えてきたものを(踏まないようには注意して)そのまま放置して育てた(育った)ものです。肥料も農薬も一切使わず、雑草といっしょに育てる、いわゆる「自然栽培」です。去年、同じ方法でできたものは意外と癖のない美味しいものでした。自分でタネを蒔いたわけでもないので、品種も不明なら味も未知です。今年のものは去年と全く違った顔つきのカボチャになりました。市販の一代交配種が間違いのないおいしさなのに対して、自然栽培のカボチャはすべて個々に異なった株なので、味や日持ちに関して予想がつきません。秋の風物詩の一つとして、変な形も含めてご笑納いただければと思います。

また、手作りのジャム、ケチャップ・梅味噌なども同梱致します。なつのこま(夏の駒)という調理用トマトを無農薬で育ててケチャップにしました。トマトの風味が生きるよう酢・砂糖・塩は控えめにしてあります。ジャムは、信州産のアンズに、梅酒風味とシャンパン風味のアレンジ2種、ひとビンずつです。

これから秋も深まり、寒さに向かってゆきます。皆様どうぞご自愛下さい。

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2016年10月1日 土曜日 晴れ

日中の最高気温の予想21度とまだまだ暖かい。

朝、先日充電したバッテリーを除雪車に装着。再稼働可能となった。バッテリーを自分で付け替えたり、充電器で充電したり、初めての経験であった。

圃場にて:
今日は、KさんYさんによる倉庫周りの暗渠設置、初日。倉庫の前に綺麗な四角の桝が2階建てで設置され、暗渠はいつも通り、チューブの上にホタテ、40mm砂利の2層構造である。倉庫裏に積み上げた表土の山も均してもらった。(バックホーによって、ほとんどあっという間である。今回のバックホーはやや小ぶりのヤンマーの2.7t車である。)

午前中、
1)ジャガイモの収穫、メイクィーンの残り全てを掘り上げ。
2)トマトの支柱を抜き、7本ずつの束にまとめた。
3)トウモロコシモチットコーン、収穫。(今年は来年用のタネとしての収穫。)子ギツネが電牧柵をくぐって入ったのだろうか、何本か食べられていた。今シーズンは初めての被害である。スィートコーンのベストシーズンではないので、親別れした子ギツネが食べたのではないだろうかと推測している次第である。
4)ブドウ挿し木苗で、コスズメ、4匹。垣根バッカスで、11匹。計15匹。大きな被害が続いている。またコスズメの秋幼虫のハイシーズンを迎え撃っているのかもしれない。天敵の鳥たちは、稲刈りシーズンで田んぼに出払っているのか、我が圃場ではこの頃少なくなっているような気もする。
5)観察: 黄色の素晴らしく華麗な毛虫をモミガラ堆肥の山の麓で発見。イモムシハンドブックの表紙(センター上段)を飾っていた、まさしくリンゴドクガの終齢幼虫である。
6)コスズメ捕獲作業中に、成虫のスズメガがとまっているのを捕まえた。タマゴを産みつけようとしていたのか、単に休憩していたのか、不明。同じブドウの幹にコスズメがいたのであるが、コスズメの成虫ではない。大きく円らな黒い複眼、お腹の赤ピンクの横縞が特徴的で、図鑑で調べると、コエビガラスズメであった。実体顕微鏡で観察してみるとゴージャスな毛皮のマントに全身七色ダイヤモンドの小羽根、まさに空飛ぶ宝石である。
7)ブドウの葉っぱの裏の白い斑点、シャルドネで目立つようになった。多くの葉っぱをサンプリングして自宅に持ち帰り、実体顕微鏡で観察。前回のアリエッティ水和剤散布の後遺症で、薬の粉と、それに対応して薬害と思われる葉っぱの色むらであることが判明した。また、ベと病は前回の観察同様、わずかではあるが生きており、気温の低下によってコントロールされているだけであることは変わらない。それでも目立つ病変が水和剤の影響に過ぎないことが分かり、ほっとしている。ベと病の再燃であれば、もう1巡目で使える治療剤がなく、1シーズンで同剤を2回という御法度を犯さなければならない状況に追い込まれるのだから、本当にホッとしているのである。

お昼に、ジャガイモの泥落とし。

午後は、
圃場の片付けの続き。昨年集めた落ち葉堆肥を、ブドウ垣根下に置いた。(一輪車で一杯だけ)

機械のKのKrswさんにおいでいただき、トラクターへのグリスアップの実地指導を受けた。意外と難しい。グリスアップすべきニップルの数も多い。特にローダーのジョイントには注入箇所が多い。また、トラクターのエアフィルターのホコリの付着が多く、コンプレッサーを調達して吹き飛ばすべきことを習った。これらも全て初体験・初学習である。

残った時間で、モミガラ堆肥の切り返し(というか乾燥部分への水掛けが主である)。長い雑草が混じると切り返しが重労働になるので、これからは雑草を入れてはならないことを悟った。ブルーシート、今度は自宅から持ってきた。5メートルもある大きなシート(値段も高かった)なので、作業は楽、大きな堆肥の山も簡単に覆えた。

倉庫周りの整備もだんだん整ってきて、今シーズンはかなり良い状況で秋が深まってゆきそうである。

ジャガ・メイクィーンを回収して帰宅。

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2016年10月2日 日曜日 晴れ

ジャガイモ、キタアカリを全て収穫。豊作である。大きさ形も程よいものが採れた。肌もきめ細やかで上出来である。

機械のKのKrswさんとHdさんにおいでいただき、トラクターのアタッチメント脱着の実地指導を家人と一緒に受けた。私にとっては2回目であるが、難しい。トップリンクを十分に伸ばして角度調整を行うことにより、スムーズにトップリンクを装着することができる。朗報としては、アタッチメントの側面のスペースはほとんど必要ないので、狭い倉庫の中でも作業は可能である。フレールモアは補助輪を装着してから外すとよい。PTOとの接続部分のグリースの補充法などに関しても習う。

エアコンプレッサーの機種についても相談。エンジン付きのものだと大がかりな機械になる。一方、100V電源をどうやって確保するかも見通しが付かない。倉庫には仮設電源設置も可能とは聞いている。しかし、まずは倉庫が完成してからでないと考える気になれない。なにしろ、今だにトラクターが屋根の下で寝られたのは一晩しかない状況なのである。(倉庫の床の舗装が終われば、いろいろな展望が開けてくるだろう。)

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KさんYさんによる、来年の垣根予定地の測量。トランジットでの作業。倉庫周り、残りの3辺の暗渠設置ーーー作業は真っ暗になって私たちが畑から撤収したあとも続いた。KさんYさんご苦労様。ヤンマーのバックホーは夜にトラックに乗って次の作業場へ向かったのであろう。

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トウモロコシ、収穫後の刈り払い。刈り払い機でなぎ倒し、茎葉は一箇所にまとめた。

トラクター、ロータリーによる畝間の耕耘。(反省:ロータリーに長いヒエの茎が絡まってしまった。フレールモアで細かく砕いてからロータリーを掛けるべきであった。ということは、さまざまな畝間を、フレールモアもロータリーも掛けやすい幅にしておく必要がある。)

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イチゴの畝脇のマルチ肩の所をスコップで掘って、施肥(米ヌカ・過石1メートルあたり100グラム・チーク腐葉土・米ヌカ)、覆土。マルチを平で固定し、その裾と重ねて防草シート20メートルを敷く。

ロータリー耕耘を脇畝で行った直後だったので、覆土作業は比較的楽であった。それに比して、硬いマルチ肩をスコップで掘り下げるのは大変な重労働で、汗がほとばしって眼鏡が見えなくなるぐらいだった。手頃な畝立て管理機が欲しくなるのもやむを得ないところだ。

私の圃場がすべて傾斜地で、畝に高さのあるマルチをかけると両側が水道(みずみち)で激しく掘れ込んで溝になってしまうし、マルチの両方の肩部分の土が途方もなく硬くなって、マルチらしくないのである。マルチの山側と谷側でも環境が激しく異なる。雨が降ると谷側に水がたまり、植物が根腐れすることも経験した。雑草が生えないのが取り柄というだけのマルチでは情けない。

ロータリー耕耘がほとんど瞬時に終わってしまうことを考えると、マルチを翌年も使うという今回の方式を採用するのは今年限りかも知れないと思う。マルチを翌年まで持ち越すと、マルチ屑の回収がやっかいになるのも困りものである。

毎年、少しだけ必要最小限のマルチを平畝で張ってゆく方が、結局は綺麗にゆくのではないかと感じる。家庭菜園程度であれば、深めのロータリー耕耘、センター施肥または全面施肥、もう一回ロータリーを浅くかけて、それからマニュアルでマルチ張り。イチゴなどの苗定植(肥料が馴染むのを待ってから)、という順序である。マルチかけは高畝にせず、隣のマルチとすそで重ねて固定して全面マルチ風に覆うのである。

せっかくミミズの楽園風になりつつある畑であるから、ロータリーがけは最小限に止めたい。しかし、雑草を単に生やしたままでは一年経っても畑が豊かになっていくという方向が見えない。土に紫外線が当たっている場所は、局所的に砂漠のような環境である。やはり、良く耕して、しっかり施肥し、作物を大きく育てて、一年の循環をさせるという、「農業」を行って土地を豊かにしてゆくべきであろう。

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夕方、モミガラ堆肥の切り返し。乾燥部分に水をかけ、今日は愛媛AIをペットボトルに3本、降りか掛ける。

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夜、自宅の車庫で、ジャガイモの泥落とし。1kgずつの袋詰め。ダンボール箱にカボチャと一緒に詰めて、明日はいよいよ発送できる。

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2016年10月3日 月曜日 曇り(どんよりとして今にも雨が降り出しそう、気温も低い)

朝、雨が降り始めたが、圃場に寄る。倉庫の周囲への暗渠設置まで終了している。砂利やホタテを積んだ山は低くなってしまった。

ブラムリーリンゴにモンシロドクガの幼虫、1匹。カメムシ1匹。それぞれ捕殺。また、上手に擬態したリンゴ緑色の1センチ弱のクモ、昨日から常駐している。これは管理人を請け負ってくれているようだ。

雨が本格的に降り出したので早々に撤退。

雨天の下、自宅の軒先にてヒマワリタネを花梗から外す。カビが生え始めており、もう1,2週間早く終えるべき作業であったと反省。ロシアヒマワリはタネを花梗から外さない限り、幾ら日向で太陽光と風に曝しても、十分な乾燥は難しい。午後3時まで、延々と手作業。

途中、昨夜用意した荷物、5+1包を郵便局へ持ち込み発送。

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2016年10月4日 火曜日 晴れ

雑誌「現代農業」をめくっていたら、リンゴの根をネズミが囓って枯らすことがあり、対策として水仙をリンゴの根元に植えるとネズミがいやがって寄ってこないとのこと。

私の一昨冬の経験では、チューリップの球根の列をラットに一列まるまる滅ぼされた。同じユリ科の球根でも水仙は葉っぱともども猛毒であるのに対し、チューリップ球根はラットに対する毒性が少ないようだ。ただし、畑での水仙利用の問題点として、ニラと水仙を間違えやすいことが挙げられる。北海道ではニラと間違えて水仙を食べて死んだ人のニュースが毎年報道される(今年も聞いた)。私の畑ではニラやネギ、ニンニクなどをコンパニオンプランツとして採用する予定であり、たとえ果樹の下ではあっても畑の真ん中に水仙の混植は躊躇われるのである。

補注 植物は通常は勝手に移動したりしない。ところが現実には、畑の植物は移動することがあるのである。たとえば、今シーズンは、アサツキの球根を3列20球程度植えてみたのだが、しっかり植えたはずなのに、数日後にその場で抜けている株を見つけて植え直したし、50メートルも離れた場所(農場の入口、水道の蛇口のあるところ)で同じようなアサツキの球根を見つけた。5月中頃の強風の後だったので、よその農場のアサツキの苗が吹き飛ばされてきた可能性もゼロではないが、私が植えた球根たちに(芽の出方が時期的に)似すぎている。しっかり植えたので、たとえ強風でも地に植えた球根までは吹き飛ばさないだろう。・・ということは、「人為的に」引っこ抜かれて、ここまで運ばれるか、ヒョイと捨てられたものがここまで風で飛ばされてきたのだろう。そこで私は、我が圃場の頭上の電線に留まっている黒衣の者らの仕業ではないかと疑っている。つまり、「カラス為(意)的に」引っこ抜かれたのではなかろうか。実は一昨年の秋、家庭菜園で、芽の出てきたばかりのニンニクをついばまれてしまったことがあり、今シーズンのアサツキでも第一容疑者として烏が浮かび上がってきているのである。・・このようなわけで、烏その他の黒子が裏で頑張れば、水仙でさえ、空も飛べれば、何十メートルでもジャンプでき、実は潜在的に大変危険なのである。(2016年10月5日追記)

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