菜園日誌

菜園日誌 160723a マサカリカボチャ

2016年7月23日 土曜日 曇り

マサカリカボチャ、ポットに蒔いた10粒の種のうち、2粒しか上手に発芽させられず、定植した2株のうち、一株はすでに立ち枯れで除去。残るは一株だけになっている。残っている一株、他の品種に比べて最初から成長が遅く、立ち枯れの心配もあり、今年は失敗で終わるかもしれない。

ところで、以下の文献にあるように、マサカリカボチャはハッバード由来の地方品種とのことである。今年は、長野在来ハッバードも4株育てている。こちらもどうなるか。

考えた末、今年はタネ取りは諦め、経過観察を続けることとした。(早朝の人工授粉を行う余裕がないこともある。)

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2016年2月3日 水曜日 曇り
カボチャの品種について調べてみる。

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マサカリカボチャ

味の箱舟/プレシディオ http://www.slowfoodjapan.net/blog/hinmoku/kabotya/ より<以下引用>

明治11年に米国から導入された「ハッバード、Hubbard」が札幌農学校(現在の北海道大学)で栽培され、夏期に冷涼な気候に適したことから、寒地や寒冷地に定着して多くの地方品種を派生した。
 果実はラグビーボール形で果皮が極めて硬く、果肉も硬く、粉質で貯蔵性が優れ、寒冷地で栽培されたが、極晩生で結果数が少ない。この地方品種の中から自然に選抜された「まさかりかぼちゃ」は果実を割るのにまさかり(鉞)を使うほど果皮が硬いことに因んでおり、長期貯蔵ができるので北海道では広く栽培され、高貯蔵性品種の育種素材としても利用されてきた。
 北海道では昭和30年代まで広く栽培されていたが、最近は自家用及び沿道での好事者向けに栽培される程度で、その正確な面積は不明である。各地で販売されている「マサカリ」カボチャは果形、果色、食味が雑ぱくであり、従来の系統は消滅したともいわれる。
 プラスティックのように硬い皮が特徴。昔は、この皮をまさかりで割って食べたそうだ。しっかりと味をつけて食べる日本南瓜タイプに対して、西洋南瓜は、甘みがあり、ホコホコしているため、蒸しただけで味をつけずに食べる。特にこのまさかりかぼちゃはくせのない味で、開拓の頃にそのまま蒸かして主食として、おかずをのせて食べていたそうだ。現在、流通しているカボチャのような、くどさがなく、さっぱりしている。好評の一因かも。
 強度の粉質持続期間が長い。いわゆるぼけにくく、極めて貯蔵性がよい。また、硬外皮なので、冷めたときは、そのままストーブで暖めることができるので香ばしく美味しく食べることができる。<以上、引用終わり>

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