biography

柳宗元:混迷の世に生の讃歌を

2019年10月12日 土曜日 曇り


下定雅弘 白居易と柳宗元 混迷の世に生の讃歌を 岩波書店(岩波現代善処060)2015年


宗元は都に入ってすぐに、再び朝臣となるのは無理だと感づいていた節がある。・・・公冶長と同じく冤罪の縄は解かれましたが、周の道を興したいという志を実現する術はなくなりました。・・「孔子は公冶長についてこう言われた。私の娘と結婚させてよい。彼が牢屋に捕らえられていたことがあったが、それは冤罪だと。そして自分の娘を嫁がせた」。(下定、同書、p240)


衡陽で夢得(ぼうとく=禹錫の字)と別れる時に詩を贈る:
・・都ではただちに謹厳にかけるとの理由で物議を招いた。文章で世間の評判になるのはやめよう。今朝、湘水に臨んで別れる必要はない、二人の流す千すじの涙が溢れて河となり私たちの冠の纓を洗ってくれるのだから。(下定、同書、p242)


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