2022年1月3日 月曜日 曇り
神野正史 「移民」で読み解く世界史 イースト・プレス 2019年
移民の法則① 人類文明の黎明(れいめい)・シュメール文明は移民によって生まれ、移民によって亡ぼされた。以降現在に至るまで、人類の歴史は移民の連続によって編まれていく。(神野、同書、p24)
移民の法則② 移民はかならず移住先の文化・社会・民族を破壊するため、大規模な移民は“時代そのもの”を破壊してしまう。(同、p26)
**
・・こうしてみると、「文明・王朝の盛衰」は「気候の温暖化・寒冷化のサイクル(周期)」に一致していることがわかります。
移民の法則③ 気候の乾燥化・寒冷化が大規模な移民を引き起こし、移民がその時代を破壊するが、破壊が新時代の創成を促す。(同、p29)
**
移民の法則④ 大規模な民族移動は、当該地域だけの破壊に留まらず、破壊が次なる民族移動を誘発し、それがさらなる民族移動を引き起こす。(同、p32)
*****
*********************************