菜園日誌

ミツバチ銀座:ミツバチたちが喜ぶ花は?

2015年7月10日 金曜日 快晴

ミツバチたちが喜ぶ花は?

この地方では6月、プロのカボチャ農家さんにとっては早生のミヤコ・カボチャの花粉交配が必要な時期に、ちょうどニセアカシアの花が満開になる。そこらの山や森にニセアカシアガがいっぱいだ。お隣のWさんのカボチャ畑には借りてきたミツバチの巣箱が設置されているのだが、Wさんによると、ミツバチは総出でニセアカシアに向かってカボチャの実がとまらないとのこと。それでWさんたちは4日がかりで人工交配でカボチャの結実を取り持たれたのである。

さて、今は7月初旬。私の身の回りの花たちの中で、ミツバチが一番喜んで集まって賑やかなのは、ニンジンの花、そしてラベンダーの花である。これらは今が花盛り。これらの花があるところでは本当にミツバチ銀座といってよい羽音の賑やかさだ。ミツバチのほかに黒色がちのマルハナバチやアブの仲間も活躍している。ニンジンの白い花は虫たちにとっては広場のような集いのスペースでもあり、コンサドーレ札幌風の赤黒縦縞のカメムシ(*脚注参照)のつがいも常駐している感じだ。

ニセアカシアはさておき、ニンジンとラベンダーとは私の畑でも将来は一列ずらりと並べて咲かせられればよいと思う。ニンジンはこれから場所を決めてタネを播くなり、すでに育っているニンジンを秋に植え直したりすれば良いのである。特に種まきの方をやってみたい。一方、ラベンダーはどうしてふやせばよいだろうか? 少しプランニングしてみたい。

ミツバチたちにもっと来てもらいたい花: 四季なりイチゴの花はミツバチにもっと働いてもらいたがっているはず。バラ科のきれいな花が咲くのだけれど、如何せん、5月では時期的にミツバチには寒すぎたり、7月の今はラベンダーやニンジンなどの華やかなライバルたちもいて、ミツバチがイチゴにやってきてくれる機会が乏しい感じなのだ。

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*脚注:アカスジカメムシ [学名] Graphosoma rubrolineatum

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