菜園日誌

ソープワートを育てる

2010年3月8日 月曜日

札幌の集合住宅に住んでいて、園芸植物を室内で育てるのは至難のわざだ。写真は、幾多のアブラムシやハダニの攻撃に苦しみながらも、何とか無農薬で踏んばっている私のソープワートの新芽。今朝の現況である。

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北国のことゆえ、この季節までなら窓から差し込む陽射しのリーチが長いので、窓辺の植物にはある程度の日光を供給できる。が、春分を過ぎて太陽が高く昇るようになってくると、室内の鉢植えには陽が届かなくなる。春分を過ぎて、暦の上では、あるいは本州なら、春(または夏)のはずといっても、札幌では6月になってさえも風が寒い。吹きっさらしのベランダに出すと、植物は寒さに震えて縮こまってしまう。北国の毎日が暖かく思われるのは6月中旬から7月を待たなくてはならない。その頃までの陽射しの欠如が、鉢植えの植物にとっては実に苦しいことなのだ。

今年はソープワートをしっかり育ててみたい、花を咲かせて実を結ばせたい、さらに大きな株にしたい、と考えているので、ベランダに出す時点ではじょうずな風よけの工夫を考える必要があるだろう。建物のまわりには激しいビル風が吹いており、下手なことをすれば吹き飛ばされてとても危険。よって、かなり頑丈な風よけを工夫したいものだ。遅霜の心配が無くなるのは八重桜が咲いてからということなので、札幌では5月の中下旬頃であろうか。

 

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昨年の写真を掘り返してみると5月の14日には満開の八重桜(上の写真)。2ヶ月先である。

それまで我が家のシャボン草は持ちこたえることができるのだろうか。アブラムシ撃退の兵器はオリーブオイルと石けん(各1%vol/vol)の噴霧であるが、この兵器は植物自身や環境に優しいだけでなく、昆虫やダニなどにも優しく、ほぼ互角の戦いで、勝利は見えてこない。あと、2ヶ月以上にわたって何とか形成互角の膠着状態にもちこんでゆき、そして待望の6月にはオテントウサマの訪問してくれるベランダに進出させてあげるのが私の任務である。

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以上、2010-03-08付けのWEBページより再掲

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