100ミリシーベルト以下なら安全か

大震災・原発事故から4年(3)

まさのあつこ 砕かれた「100ミリシーベルト以下は安全」神話ーーー福島の小児甲状腺がんの現実 特集 これが復興なのか 世界 2015年4月号 岩波書店 pp117〜125

安全神話「100ミリシーベルト以下は安全」として著者があげているのは以下の5項目:
1「100ミリシーベルト以下は安全」
2 100ミリシーベルト以下と推計されたから影響はない
3 潜伏期間は4〜5年
4 増加はスクリーニング効果
5「過剰診断」論

以下、引用:

なぜ、被曝線量の実測値データが1080人分しかないのか・・・2011年3月23日、原子力安全委員会は・・・原子力災害対策本部に対して、・・・子どもの甲状腺の外部線量の測定を命じた。そして・・・一歳児で「100ミリシーベルト相当」以下なら問題はない、それ以上なら放射線医学総合研究所などに問い合わせるよう指示した。・・・その直後の四月一日、原子力安全委員会と原子力災害対策本部は、・・・100ミリシーベルト相当「よりも低い値であることから追跡調査を実施しなくても問題はないと考えられる」などの理由で、測定を止めた。使えるとされたデータは三月二十四日から三十日の間に測定した飯舘村、川俣町、いわき市の1080人分だけとなった。・・・この間、誰も「100ミリシーベルト」の意味を質していない。・・・線量が高かったところでの測定はそもそも行われていない。高線量地域のデータは欠け、低線量地域の汚染は問題視されなかった。・・・福島県「県民健康調査」検討委員会でも環境省の専門家会議でも、今になって測定線量データの不足を嘆いている。(同書、p121-2)

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