literature & arts

ロボット3原則

I, Robot (the robot series); by Isaac Asimov, 1950.
Audiobook by Randomhouse Inc., 2004.

ロボット3原則、The Three Laws of Robotics

2015年2月5日 木曜日 昨日に続いて快晴

アイザック・アシモフの 私はロボット を通聴。

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The three laws of Robotics:
1) A robot may not injure a human being or, through inaction, allow a human being to come to harm
2) A robot must obey orders given to it by human beings except where such orders would conflict with the First Law.
3) A robot must protect its own existence as long as such protection does not conflict with the First or Second Law.

With these three, simple directives, Isaac Asimov changed our perception of robots forever when he formulated the laws governing their behavior. In I, Robot, Asimov chronicles the development of the robot through a series of interlinked stories: from its primitive origins in the present to its ultimate perfection in the not-so-distant future–a future in which humanity itself may be rendered obsolete.

Here are stories of robots gone mad, of mind-read robots, and robots with a sense of humor. Of robot politicians, and robots who secretly run the world–all told with the dramatic blend of science fact and science fiction that has become Asmiov’s trademark.

From the Hardcover edition. 以上は、Amazon.com の該当ページより引用。

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以下は I, ROBOT のDVDの該当ページからレビューアーの投稿より引用:
ロボット三原則
投稿者 hirohirohello VINE メンバー 投稿日 2008/6/30
冒頭のタイトルバックで流れる
1、ロボットは人間に危害を加えてはならない、また人間の危険を見過ごしてはならない。
2、1項に違反しない限り、ロボットは人間の命令に従わなければならない。
3、1及び2項に違反しない限り、ロボットは自分の身を守らなければならない。
SF作家にして生化学者のアイザック・アシモフが創作したこのロボット三原則こそがこの作品の肝であると言える。タイトルの「アイ、ロボット」も実際の小説はこのロボット三原則に基づいた短編集であり、このシナリオとはまったくの別モノです。
推理小説のネタとして「密室殺人」等の謎が定石として用いられるように、この「ロボット三原則」は「タイムパラドックス」とともにSF小説の定石な訳です。過去に多くの作品で数多くの「ロボット三原則」破りが考案され、今回この作品ではどんな論理で三原則破りに挑戦するのか!?21世紀の技術を駆使して描かれるこのオールドSF定番のテーマを堪能してこそこの作品の醍醐味と言えると思います。

以上、引用終わり。

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アシモフのロボット3原則は、私も以前S大学時代にスライドにしてセミナーレクチャーでスタッフに教えたことがある。もちろんこの I, robot も通読して臨んだ。(私たちにとって最も大切なコッホの三原則を教える際に、アシモフの3原則、それをもじった星新一のお金の3原則、この二つを導入に持ってきた。主題はもちろんコッホの3原則。それから最後に私オリジナルの標的化した癌治療の安全の3原則を最後に提唱してみたのである。)

この3原則をもとに、ディレンマやパラドックスを生み出し、それをどう謎解きし乗り越えてゆくかがこの小説集の魅力。等々、いろいろ書いてゆきたいところだが、これほど有名なものになると書評だけでも非常に充実しており、私が書き加えるのは屋上階をなすといったところか。むしろ、全く別物のシナリオに基づいたDVDも観てみたくなってしまう。

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以下はDVDの該当ページより引用。
ある日、ロボット開発の権威である科学者が謎の死を遂げる。その死にロボットの関与を疑ったスプーナー刑事は、ロボット心理学者カルヴィン博士の協力のもと、その謎を究明していく。そして、想像を絶する恐ろしくも巨大な陰謀に巻き込まれていくのであった……。
●ウィル・スミス主演作。「スパイダーマン2」を抜き、全米初登場No.1ヒットを記録。「マイノリティ・リポート」を超える驚愕のSFアクション巨編。 ●日本でも劇場初登場から5週連続No.1ヒットを驀進!! ●SF界の巨匠アイザック・アシモフの原典をベースに、練りに練られた秀逸なストーリー展開と驚異のVFX映像が見事に合体した今年No.1のSFアクション大作。
以上、引用終わり。

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DVDも新品が1000円以下、中古なら700円で買えるようだ。しかし、DVDの目まぐるしい展開に私が付いていけるだろうか。少なくとも、今の私のようにオーディオブックを8時間もかけて聴いているのとは全く違った楽しみ方になってしまいそうである。コンピュータの小さな画面に吸い付けられるようにDVDを見入っていたら目が真っ赤になってしまいそうな気もする。そんな心配もあり、今のところ取りあえずは、のんびりと目をつぶって英語に耳を傾ける冬の日の過ごし方にしておきたいと思う。

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