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菜園日誌 160203 ネギ・タマネギの在来種について

2016年2月3日 水曜日 曇り

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在来種 赤ネギ http://www.slowfoodjapan.net/blog/hinmoku/akanegi/ より<以下引用>

赤ネギ(商品名:レッドポアロー)は、ユリ科ネギ属の在来種で葉鞘の軟白部が赤紫色になるのが顕著な特徴です。
明治時代から城里町(旧桂村)圷(あくつ)地区で栽培され、自家採種によって連綿と受け継がれてきた茨城県三大伝統野菜の一つです。
根深白ネギに比べ甘みが多く、辛みが少ない上煮ると葉、葉鞘とも柔らかいため鍋料理の材料、味噌汁の具として調法されてきたところです。近時はサラダ、焼きネギとしても調理され、ホテルや料理店から珍重されています。
現在の赤ネギ生産部会に属する生産農家数は16戸、一戸当たり15アールの栽培規模でありますが、1.生産者が60歳~70歳の高齢者であり、後継者がなかなか出てこないため、持続的生産体制に不安があること、2.品種特性に伴う特異作型(仮植選別・長在圃期間)、収穫労力負担等により生産コストの低減が難しいこと、3.種子流出を含め、品種改良された他の銘柄産地が出現し、発祥の地としてのブランドが残るものの、市場価格は低下していることなどの理由により、現状のまま推移すれば消滅の危機を迎える可能性があります。
茨城県の数少ない伝統野菜の原産地であり、今なお少数農家の自家採種、選別固定化努力が続けられている赤ネギは、那珂川流域沖積土壌の特産品、貴重な地域資源として、その生産と消費を守っていきたいと考えています。<以上、引用終わり>

在来種 札幌黄 http://www.slowfoodjapan.net/blog/hinmoku/sapporoki/ より<以下引用>

真の農産業としての北海道タマネギの発祥は明治11年(1878年)のブルックスにより「イエロー・グローブ・ダンバース」栽培から始まる。 札幌黄の先祖はこの恐らくこのアメリカからもたらされたイエロー・グローブ・ダンバースであり、ブルックスの持参した種子から今日に至るまで、血統が連綿と連なっているものと推察される。
札幌市内各区での街づくり支援事業の中で取り上げ、特にタマネギ生産量の多い東区では街づくりの中心的なテーマとして札幌黄を位置づけた事業を計画しているほか、同市北区の「スローライフ イン24」、同市西区の「美味しいエコフェスタ」など各イベントで札幌黄を食材とした料理の試食を通して市民に普及、啓発を行っている。さらに、札幌消費者協会、学校給食栄養士会、食生活改善推進協議会など関係団体との連携により札幌黄を使った料理メニューの開発を行い、普及・推進を図っている。
 オニオンスライスや、オリゴ糖類が特徴的に多く含まれており甘みが出る煮込み料理などに向いている。<以上、引用終わり>

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