菜園日誌

菜園日誌 160716-160718

菜園日誌 160716-160718

2016年7月16日 土曜日 晴れ(日中は陽射しが強く暑い)

納豆強化版の愛媛AI作成。納豆8パック、400グラム、プラス黒砂糖80グラム、両者に水を加え、ミキサーにかけて、計8リットルの納豆液を作成。これを15倍に薄めて噴霧。11列、約550本。

サヤエンドウ、収穫。

ソラマメ、収穫。ほんの少し。北海道の露地ではソラマメは大きな株にならず、向いていないようだ。貴重な実は・・・極上の味と香りだ。

実取りエンドウ、初収穫。ロングピース、大きな甘いエンドウ豆、大量に収穫できた。豆ご飯、豆オムレツ、その他。

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2016年7月17日 日曜日 曇りときどき雨

昨日の夕方に続いて、納豆強化版の愛媛AI噴霧。15列、約750本。

バラを植えるための穴掘りを試みるも、ひどく固くて難儀した。小さな穴を掘っておいて、次の雨を待つことにした。

ブドウは病気は無いものの、肥切れプラス旱魃で生長が止まって、葉っぱの薄緑の色調が斑になりかけている。肥切れに対してコントロールスタディを試みることにした。

雨が降り出して撤退。

雨あがりの午後は、苗を圃場に運び、定植。九条ネギ、約80本、日本小菊、30本、赤花除虫菊、約100本、それにコルシカミント、30ポットほど。九条ネギを植えているところで、薄暗くなって、盛んに虫にも刺され、虫除けの準備を忘れていたため、早めに撤収することにした。

アンズ園にて。スラゴのお蔭だろう、確かにカタツムリが減っている。しかし、まだ、いる。昨夜からの雨で元気づいて角を出して歩いている。はじき飛ばす。スラゴ、少量だが、株元に追加。果樹の葉っぱは、さらにバッタの類いが食べ始めている。次から次へと難儀なことである。ともかく、果樹を育てるためにはカタツムリには負けてはいられない。

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2016年7月18日 月曜日 (未明から朝まで)雨、のち日中は曇り。

朝、家庭菜園にて。

クロサンゴキュウリ、2本、収穫。

オカノリ、数本、初収穫。茎や葉柄は固いが、葉っぱは軟らかく、茹でてお浸しにして食べるとヌメリがあって癖のない食感であった。夏野菜として、悪くない。薄紫の上品な花も一緒に食べられる。葵科の野菜を食べるのは初めてかも知れない。

コリアンダー(シャンツァイ、香菜)、数本収穫。冷や奴に刻んで載せるだけで、エスニックな冷や奴になった。ナンプラーの代わりに梅味噌を合わせて食すと、元気が出る一品となる。

ロケットは白い花盛りで、すでにサラダにできる時期を過ぎてしまった。

ニンニクを初収穫してみようと思う。

スカシユリの花盛り。

バラ、豊かな鴇色、一輪を切り花に。

百日草、キャンディ、ピンクと朱色、それぞれ2本を切って生け花に。百日草というぐらいだから、これからじょうずに育てれば、9月の半ばぐらいまでは楽しめるのではないだろうか。今日と明日は私の叔母の命日である。どの夏のことだったろうか、叔母の育てた百日草をお盆にご先祖のお墓に供えたことがあったような、かすかな思い出がある。それとも私が自分で育てた百日草を叔母のところに携えていったのだったかも知れない。私は中学生の頃には、球根ベゴニアを初めさまざまの花を(むしろ今よりも)じょうずに育てていたのである。確か、百日草と並べて千日紅もいっしょに育てたのだった。そしてそれから50年近くを隔てて・・今年、千日紅のタネも蒔いたのだが、今はまだ10センチにも満たない小さな苗だ。8月のお盆の頃に花が見られるかどうか、間に合わないかも知れない。百日草や千日紅を眺めながら、叔母がお守りしていた位牌に並んだ先祖のことを偲んでいる。今ではすべての位牌を私が引き継いでいるのである。

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午前中、圃場にて、昨日の続き:九条ネギ、約80本、日本小菊、30本、赤花除虫菊、約100本、それぞれ定植。マルチをセットしてから日数を経て、ところによってはひどく固くて移植ごての歯が立たないぐらい。手慣れた作業のはずなのに、苗を植えるのに難航し、思いのほか手間取った。

ラベルを見れば、赤花除虫菊5月17日催芽処理とある。小さなタネから育てて、今日はちょうど2か月、現在、小さな本葉3,4枚、やっと定植できた。来年の今頃には除虫菊の花が楽しめるはず。九条ネギも来年の今頃には収穫できるだろう。日本小菊は、この秋、花が咲いたら好みの花を選抜して増やしてみるつもりだ。コルシカミント4ポット、マルチの外側に縦に植えた。ミントの香りは爽やかだ。雨が今にも降りそうな空模様であったが、何とか切りの良いところまで定植できた。残るは、バラの根元に植えたいコルシカミント、20ポットとなった。

手分けして、圃場周辺の刈り払い。ヤマブドウ、葛、ニセアカシアをゲストに迎えたセイタカアワダチソウとヨモギの大群落を刈り払う。なかなか難儀な作業である。

カボチャの立ち枯れ、ホッコリ姫2株に立ち枯れ症状が出てきたため除去。根はひどく萎縮している。すでに1メートル以上の大株に育ってから突如枯れてくるのは悲しい。さらにもう一株も、葉っぱが1,2枚萎れてみえる。これは取りあえず様子見。

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午後はバラの植え穴掘りと土の用意。直径50cm深さ50cmの円筒形の穴を掘る。これがとても大変。土が本当に硬いのだ。表土は50cm以上もあって、砂がちの土。有機物が少ない鉱物的な固まりで、春の雪解け以来の旱魃もあって、現在、それはそれは固い。昨日はほとんど歯が立たなかった。けれど、昨日、掘った浅穴に水を入れて置いたお蔭でそれでも若干土が柔らかく、昨日よりは簡単に掘り進められた。腐葉土を底に敷き、掘り上げた土には牛糞堆肥・馬糞堆肥(一穴につき各10リットル、5リットル)をよく混ぜて埋め戻した。

コルシカミントのポット苗、20鉢、定植。これをもって、春から続いていたタネ蒔き、ポット苗養成、定植のサイクルは、今シーズンはすべて定植できた。

今後の予定としては、この夏秋で、イチゴのポット苗養成と定植、ニンニクの掘り上げ(7月)と秋の植え付け(10月)。ブドウ苗が届けば、仮植え。(届くとしたら12月の初旬だろうか。)

タネ取りとしては、メジャーなのはこれから始まる大麦手間いらずの収穫、マルチ小麦の収穫、そして各種ヒマワリのタネ取り。

ヒマワリは盛んに咲き始めている。2週間後には満開の畑になるだろう。

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苗の植え付けのあと、黄昏時に、エンドウの収穫。ミニトマトアイコの収穫。セロリ、バジル、少量ずつ収穫。ソラマメの収穫。

結局、今日は最後まで雨が降らないで仕事ができた。

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補注 昨日、夕方、千日紅の苗を見に行ったら、10cmにも満たない小さな苗の頭頂にほんの小さな花が咲いているではないか。極小のロウソクの炎を灯したように、紅、白、桃、など、点点と並んでいる。株が大きくならないのに、季節を知って花を付けたのだ。こんな事ってあるのだろうか。私の中の千日紅のイメージはもっとずっと大きな株にドライフラワーのような花を盛んに付けている姿だ。晴れの日岡山の中学生が育てる千日紅は元気旺盛な大きな植物だった。ここ北海道では春先からポット苗を丁寧に育てたにもかかわらず、本当に大きくならない。百日草やムギワラギク、金蓮花などに比べて、千日紅はより高温を好む植物なのかも知れない。つまり、北海道の露地には合っていないのだろう。2016年7月19日追記。

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