ヴァージニア・ウルフ 灯台へ

**********

〔Virginia Woolf To the Lighthouse 1927〕 ヴァージニア・ウルフ 灯台へ

2015年1月18日 日曜日 オーディオブックとペンギンブックそれに青ボールペンで真剣にスタートするもCD1枚(だから全体の6分の1)を終えたところであえなく挫折。意識の流れらしい、ということまではわかったものの、頭も尻尾もつかめない。明日、もういちど最初から出直す予定。

IMG150123055

2015年1月19日 月曜日 オーディオブックCD1枚を再度通聴。昨日WEBサイトであらすじなどを勉強したので登場人物の名前に関して聴き取りができるようにはなったものの、内容の理解からは隔絶している。進むべきか退くべきか。はたまた邦訳書で「あらすじ」をさらに詳しく読んでから原書に挑戦すべきか。

ヴァージニア・ウルフ 『灯台へ』 邦訳書はいくつか出ているようだ:
(御輿哲也訳、岩波文庫 岩波書店 2004)
(伊吹知勢訳、ヴァージニア・ウルフ コレクション みすず書房 1999)
(中村佐喜子訳、新潮文庫 新潮社 1955)

***

2015年1月23日 金曜日 ナクソス版のオーディオブック、全巻聴了した。英語自体は平明。また、読んでいる Juliet Stevenson さんの読み込みと話芸による表現も名人級。しかし、この小説を理解し味わうのは極めて上級の英語並びに文学の素養と感性を必要としそうである。私の場合、局所も全体もわからないことが多すぎて歯が立たない状況だ。

ペンギン Modern Classics 1992年版、Hermione Lee 氏によるイントロダクションより以下引用:

To the Lighthouse is the story of a marriage and a childhood. It is a lamentation of loss and grief for powerful, loved, dead parents, which Virginia Woolf wanted to call an `elegy´ rather than a novel. It is, less apparently, about the English class-structure and its radical break with Victorianism after the First World War. It demonstrates the urgent need for an art form which could, though with great difficulty, adapt to and register that break. It is all these things at once. (ibid, ix)

Fiction requires formal strategies if it is to try and be several things at once. These strategies may be as complicated as a whole section written from the point of view of the passage of time, or as simple as a pair of brackets. (ibid, ix)

A great deal goes on in brackets in To the Lighthouse:
– silent gesture
– identification of a point of view
– comments and qualifications
– reminders
– sudden death
– a world war.
The middle section, `Time Passes´, reads like a long parenthesis between the first and last sections. Its square brackets enclose the facts of death, as if they belonged to another kind of language. (ibid, x)

多くのことが括弧の中で語られており、内容がどんどん飛んでゆくので、全体を味わうためには相当ののめりこみを要求しそうである。

Once begun again, the first draft of the novel was written, at a rate of about two pages a day, with speed and fluency (`Never have I written so easily, imagined so profusely´) between January and September 1926. (ibid, xix)

著者が一日に2ページの「快速」で書き進んでいたという。私たち読者は相当の精神集中で
読み込んでいかなければならないような小説なのであろう。「灯台へ」というすぐれた小説があるということは、高校の頃だから、今を去る40年以上も前に聞き知っていた。いつかは読んでみたいと思ってはいたものの機会はおとずれず、ようやく今になって聴了した。が、これに挑戦するのは私にはまだ早すぎたようだ。実力を養ってから、いつか再挑戦したい。

そんな日が来ることが私に許されているのだろうか? 昨日の昼間は少し期外収縮が多く不穏感があったので安静にしていた。そうしたら、ありがたいことに、夜にはすっかり直っていた。

Learn as if you were to live forever! この言葉に今日は自ら励まされている。

IMG150123059

**********