堀之内

2019年3月4日 月曜日 晴れ


https://www.youtube.com/watch?v=szY-h8VcVfg  古今亭 志ん朝 「堀の内」

補註 落語の題というのはぴったり全体を表現しているものもあれば、「局所的なキーワードの一つを選んでみただけですが、何か?」などというものもある。この「堀之内」などは、最初は後者の一つかと思ったが、よくよく考えてみると、やっぱり前者の要素も持ち合わせているかなとも思えてくる。

「親子にしても感じ方が激しいと思った」(「堀之内」)


補註: 最初から最後まで「そそっかしい」が続くナンセンスもの。馬鹿馬鹿しいお話しの極みではあるけれど、志ん朝は上手、そそっかしさに満ち溢れた口調。とても軽快・愉快な小咄の連続。

志ん朝復活


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「本田久作 からぬけ落語用語事典 落語の「なぜ?」がたちまち分かる パイインターナショナル 2018年」によると・・同名の地名は全国各地にありますが、江戸で堀之内といえば、日蓮宗のお寺・妙法寺がある、現・東京都杉並区の堀ノ内を指しました。「堀之内へ行く」とは、「妙法寺へお詣りに行く」という意味です。日蓮宗の開祖・日蓮は信者からは「お祖師様」と呼ばれたので、堀之内の妙法寺のことも、お祖師様といいました。(同書、p257)


補註 杉並区の妙法寺は:http://www.yakuyoke.or.jp  妙法寺 (杉並区) – 東京都杉並区にある日蓮宗の本山(由緒寺院)。「厄除け祖師」で知られる。 堀之内除厄け祖師の由来「・・当初は、目黒碑文谷の法華寺の末寺となりましたが、元禄12年(1699)3月、身延山久遠寺の直末となりました。この時、法華寺から除厄け日蓮大聖人の霊像を お迎え致しました。この像があらゆる災難除けに霊験あらたかなことから人々の信仰を集め、法運隆盛をきわめて 今日に至っております」とのこと(http://www.yakuyoke.or.jp)。「除厄け日蓮大聖人の霊像」についても同サイトで紹介されている。「お祖師さま」は江戸ことばで「おそっさま」と読む、日蓮上人42歳の木像、通称「厄除け大師」、とのこと。


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補註 蛇足だが、京王相模原線堀之内で知っていた八王子市の堀之内は、ウィキペディアによると・・・「平安時代にこの地を拠点としていた地元武士団武蔵七党の「西党一族」の館周辺の堀の内側であったことに由来する。「堀」があったのは平安時代の話であり、堀の跡は現存しない。」とのこと。


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