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第四氷期は四つの小さな氷期(亜氷期)と、そのあいだの氷河の後退期(亜間氷期)とに区分される。第三亜氷期は氷河が著しくひろがった時代のひとつといわれ、それはいまから約2万年から1万8000年まえのこと。

2024年1月23日 火曜日 雪のち晴れ

 湊正雄監修 目でみる日本列島のおいたち 築地書館 1970年代刊

 第三間氷期(リス氷期とヴュルム氷期のあいだ)から第四(ヴュルム)氷期末までを更新世後期といいます。

 第四氷期は四つの小さな氷期(亜氷期)と、そのあいだの氷河の後退期(亜間氷期)とに区分されます。第三亜氷期は氷河が著しくひろがった時代のひとつといわれ、それは今から約2万年から1万8000年まえのことです。海面がいまより100mないし140mも低くなって、・・、瀬戸内海、東京湾、大阪湾などのような浅い内海は陸になり、“大陸棚”とよばれる現在の重要な漁場や資源開発の海底の部分が陸地になったのです。河川沿いに河岸段丘がつくられ、それは大陸棚の末端にまで及びました。大陸棚の部分には、その後の海面変動に応じた海底段丘(深さ20、40、70、130m)がつくられました。(同書、29-1 第四紀・更新世後期の古地理:15万年前から1万年前まで)

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