土壌の透水性とマクロポア

2016年10月27日 木曜日 晴れ

樹木医学会編 樹木医学の基礎講座 海青社 2014年

土壌の保水性と通気性
透水性
団粒間の隙間に対して、植物の太い根の腐朽した跡や土壌動物の活動などによって形成された大きな孔隙はマクロポアと呼ばれ、大雨のときは排水路となる。孔隙の中を流れる水量は孔隙の大きさにより著しく変化する(孔隙を流れる水量は孔隙の半径の4乗に比例する)ことから、大きな孔隙が1本あるかないかで飽和透水係数は相当異なる。(同書、p103)

補注 果樹園の水捌け・透水性を理想に近づけるためには、ミミズをはじめとする土壌動物、イネ科植物やギシギシその他の畑の深いところまで耕してくれる植物の存在は大きい。それでもこのような透水構造が十分に構成されるまでには何年もの草生栽培の期間を必要とするだろう。
 また、畑を深く耕してしまうと、せっかくできた孔隙による透水構造が破壊され、再構築までに再び何年もかかることになりそうだ。もちろん、全面耕起で耕すことによって、ミミズなどの大型の土壌動物が死んでしまうのも忘れてはならない。

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