agriculture

樹勢によって追肥は加減すべき・・・リンゴの作業便利帳

2020年4月25日 土曜日 曇りのち夕方から雨


三上俊裕 リンゴの作業便利帳 高品質多収のポイント80 農文協 1990年

堆肥として鶏フンを使用する園地が多いが、有機物の中でカリ分の多い材料であるため、ビターピットの多発園では使用を控えた方が良い。(三上、同書、p88)

樹勢によって追肥は加減すべき:

寒冷、積雪地帯の施肥体系は、融雪後の四月に基肥として年間使用量の六〜七割、新梢の伸長中である六月に三〜四割追肥として施すのが一般的である。

基肥と追肥を合わせ成分量でチッソ一五キロ、リン酸五〜七キロ、カリ一〇〜一二キロ程度である。この量は絶対施用しなくてはならないと思いがちであるが、樹勢によって施用量を変えないと思わぬ失敗をする。   ≪なぜそうなのか≫  剪定や秋肥あるいは春四月頃の施肥は、樹が弱かったから強くしよう、強かったから弱くしよう、適正な樹勢だから維持しようなどと、樹を正常な状態にしたいということですすめる作業でもある。  六月の追肥のころには、その結果、樹勢がどう変化したか判る時期であり、その変化に応じて、追肥の量をどうするかを決めるのが正しい施用法である。  ≪どうすればよいか≫ 追肥時期には、まず樹勢診断をする。  診断の決め手は、新梢の伸長量である。(三上、同書、p88)

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トキリンゴ。

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