life

少人数だから成立する社会というのは、「グレート・リセット」という言葉の裏に隠されている超富豪支配者たちの身勝手な思想に共通するもの。

2022年8月21日 日曜日 晴れ(久しぶりに朝から晴れ。このところ毎日のように雨降り。今日はジャガイモを掘り、隅柱の杭打ちを進めよう。)

鐸木能光 マイルド・サバイバー それでも、まだ都会暮らしを続けますか? MdN新書 2022年8月11日発行

・・ナチュラリスト的思想の裏には「少人数の世界」という前提が隠れているのです。
 これって、とんでもないエゴだと思いませんか?
 少人数だから成立する社会というのは、「グレート・リセット」という言葉の裏に隠されている超富豪支配者たちの身勝手な思想に共通するものさえ感じて、ドキッとします。
 田舎の地元民は、田舎暮らしを求めてやってくる都会人のそうしたエゴイズムを感覚的に見抜いています。そもそも、都会の生活を支えているのは自分たちが作る農作物であり、農閑期には出稼ぎに出て都会人のために提供する安い労働力であり、迷惑施設を受け入れて作られる原発の電気や産廃処分場でのゴミ処理だ。田舎の自然や労働力を散々利用してきた連中が「田舎の自然を満喫したい」だと? 身勝手な「いいとこ取り」もいい加減にしろ! ……と、言葉にこそしませんが、そうした意識を持っていると思うのです。
(p.231あたり より)(https://nikko.us/22/089.html にも再掲されている)

悩みながら発信する人はウケない。
でも、苦悩する姿を晒す人たちにこそ共感を覚える。自分もそうだから。(鐸木さんのサイト https://nikko.us/22/089.html から引用)

補註: 鐸木さんの新刊を早速通読、読了。農業研修→新規就農から10年目の私の場合は、マイルド・サバイバーになることが出来ず、なんだか「本格的」な農業従事者になってしまったような・・。今シーズンのように酷い天候で収穫がほとんど望めないような夏には、・・そろそろこの冬の出稼ぎのことを考えた方が生き残れる暮らしができるかもしれない。けれど、冬はのんびり過ごしたい・・という意味ではマイルド・サバイバーに近い農業者なのだろうか?

**

*****

*********************************

RELATED POST