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鐸木能光さんの日光かわず庵雑記帖・「幸せビンボー術」:「ウィズコロナ時代」の生き方について。

2021年1月20日 水曜日 晴れ

以前、https://quercus-mikasa.com/archives/11199 2020年11月26日付けのこのサイトで「コロナ騒ぎ・コロナ危機:お奨めの情報源」として、田中宇さん、小浜逸郎さん、そして武田邦彦さんのブログや記事を紹介しました。ちょうどその頃、武田さんのユーチューブのアカウントが閉鎖されるという残念な出来事もありました。(ただし、1週間程度の中断を挟んで、ポドキャストからの武田さんの配信がスタートし、武田さんはすっかり元気を取り戻されていらっしゃいます。)

さて、今回は、「ウィズコロナ時代」の生き方について考えていらっしゃる方々に、参考になる鐸木能光さんの日光かわず庵雑記帖・「幸せビンボー術」を紹介したいと思います。

https://takuki.com/happy/index.html

「コロナと共に生きていかなければならなくなった2020年以降、いやが上にも生活スタイルや従来の価値観を見直さざるをえなくなりました。・・ひどい社会でも、自力で生き抜く術を構築していくしかないのです。」(鐸木能光、同サイトより引用)

http://gabasaku.asablo.jp/blog/2021/01/14/9337510

・・ここでは「社会を変える」とか「正義を訴える」ということよりも、劣化していく、悪化していく社会環境の中で、どのように正気を保ち、幸福感を維持できるかという、ささやかな方法を考えていきます。 社会を変えることはできなくても、自分の生活を変えることは自力でできるからです。(鐸木能光、同サイトより引用)

http://gabasaku.asablo.jp/blog/2021/01/14/9337511

是非、じっくり読んでみてください。以下は、2021年1月14日付けのスタート部分からの引用です。

補註追記2021年1月25日 電動アシスト自転車の項が追加されました。参考になります。 https://takuki.com/happy/2-01.html 私も早晩このような自転車を使うようになりそうです。210125追記終わり。

補註追記2021年2月2日 17まで進みました、とのこと。早速読ませていただいた。 自動車・クルマ生活。

https://takuki.com/happy/2-04.html 

次いで、デジタル道具の選び方。

https://takuki.com/happy/3-01.html 

現在の私の住環境では家族の食事テーブルが私の書斎の机と時間差で使われているという、いわゆる「ビンボー書斎形態」なので、何かと、とても不便である。食事の都度、狭い120cm幅のデスクの少なくとも3分の2をエンプティにしないと茶碗を並べられない。よって、私が使用しているパソコンもこのところノートパソコンばかりである。

そのうちもう少し「お金持ち」になれてから、なれたなら・・、再びデスクトップパソコンの修行をしたいと思っていた・・ところ、が、遂に昨日、ラズパイをひとつ注文してしまった。まだ見ていないけれども、立派なデスクトップのはずである。

はるか昔の2016年頃から1つ欲しいと思っていた(そして書籍では勉強していた)のだが、ガラクタがまたひとつ加わったなら、今でも足の踏み場に乏しいわが家が余りにも狭くなるので、自省(いつも余りモノにならないで挫折し埃だらけになることが多いのでetc.)の末、自粛していたのである。しかし、今回はいわゆる好奇心と勉学意欲以外に、実用的明確な使用意思=プラン=構想がある。すなわち、これを用いて遠隔で温湿度モニタリングを行い、簡単で比較的安価な加温の仕組みを組み合わせて、冬季にワインを適正温度(零度上〜13℃まで)に保つ工夫をしてみたいと計画している。(私の住んでいるのが、非常な寒冷地のため、冬季室温が零下になる・・これがワインの保存にはきわめて危険なのである。)  うまくいけば、過渡期(将来的には温度調整ができる素敵な保存庫にワインを保存する予定だが・・)の来年の冬を比較的経費をかけずに乗り越えることができるだろうという目論見である。ラズパイを使うと、電子工作はとても簡単そうだ。思い起こせば・・中学生の頃の一時期、自作ラジオを作ってみようと毎日頑張っていて、ハンダ付けでヤケドなどしながら、それでも上手くは作れなかった・・ように思い出す。これも数多くの挫折の苦い思い出のひとつ。当時はガラスでできた2極とか3極とかの真空管を使って回路を組んでいてとても複雑回路だった。しかも山がちの田舎で電波も届きにくかった・・その頃に比べると、ラズパイ・ミニコンピュータを使って、高速インターネットに繋ぎ、Linuxとパイソンで温湿度モニターを行うなどという営みが、極めて簡単にできそうに、始める前の今、私は思っている。うまくいったら、追って報告するつもり。HH補註追記2021年2月2日終わり。

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補註210204

本日も新しいアップあり: https://takuki.com/happy/4-01.html 

日々、他のことに忙殺されてしまっている私であるが、鐸木さんのページを読むと、その親切と優しさに、ホッとする。そんな生活をずっと続けている。(210204追記終わり)

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序章:幸福は「相対的な価値」

ウィズコロナ時代が教える固定観念の脆さ

https://takuki.com/happy/0-01.html

http://gabasaku.asablo.jp/blog/2021/01/14/9337510 
・・人と直接触れあうことで得られる情愛や学びが失われる社会になりました。 これを個人の努力で変えることはできません。 そういう厳しい前提の上で、「幸せビンボー」の具体的な方法を探っていかなければなりません。

 つまり、今までの常識を改めて見直しながら、これからの常識を探りつつ、できる範囲内で幸福度を「相対的に」上げていく具体的な方法や人生哲学を見つけていくしかないのです。(鐸木能光、同サイトより引用)


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今の生活は本当に変えられないのか?

http://gabasaku.asablo.jp/blog/2021/01/14/9337511

https://takuki.com/happy/0-02.html

・・Aさんにとって、人生でいちばん楽しく過ごせたかもしれない60代の10年間はそうして消えてしまいました。・・・(中略)・・・そうした仕事の経験に根ざすプライドも、相対する価値観が変われば見直すしかありません。 Aさんが大切にするべきだったのは、・・今まで経験してきたことや知識を生かして新しい価値観を見出し、それを残りの人生の中で新しい形に再構築することだったと思います。

・・・(中略)・・・古い言葉ですが「サイレント・マジョリティ」(声をあげない多数派)こそが、社会の空気を作りだしていることは間違いないでしょう。 サイレント・マジョリティの行動様式を決めているのは「ウィルフル・ブラインドネス」「ウィルフル・イグノランス」(やっかいな問題を見ないこと、考えないこと、ないものとすること)です。・・・(中略)・・・ しかし、正直なところ、私は社会や時代の空気を個々の人の意識変革によって変えることはほとんど不可能だと思っています。

 サイレント・マジョリティの力が大きすぎることもありますが、なにより人間の歴史が証明しています。人間社会は、とことん困り果て、痛めつけられないと、いい方向には変化しません。

 啓蒙や教育は絶対に必要ですし、その効果も、もちろんあります。私自身、人生の中で、いくら虚しくなってもそうした努力を続けているつもりです。外に対してだけでなく、何よりも自分に対して。 ・・・(中略)・・・ しかし、個人がどれだけ頑張っても、社会や歴史を根底から変えるまでの力にはなりえないだろうとも思っています。 なぜなら、最終的に個々の人間をつき動かしているのは、理論や合理性ではなく、生存本能やもろもろの欲望だからです。

 前述のサイレント・マジョリティの行動様式(「行動しない」ことも含めて)も、生存本能や「面倒そうなことには関わりたくない」という欲望によるものです。・・・(中略)・・・この世界では強大な支配者が非倫理的で不合理なシステムを作り上げているという現実があります。 これを倫理や正義や合理性でひっくり返すことは無理でしょう。・・・(中略)・・・

・・ここでは「社会を変える」とか「正義を訴える」ということよりも、劣化していく、悪化していく社会環境の中で、どのように正気を保ち、幸福感を維持できるかという、ささやかな方法を考えていきます。 社会を変えることはできなくても、自分の生活を変えることは自力でできるからです。(鐸木能光、同サイトより引用)
http://gabasaku.asablo.jp/blog/2021/01/14/9337511

https://takuki.com/happy/0-02.html

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2021年1月21日 補註者追記: 鐸木さんのお話は、田舎暮らしの勧めの方向に舵取りしていきます。やや、具体的・個別的な、個人的な方向となっていきそうです。

世界的な「大リセット」の動きの理解に関しては、やはり、田中宇さんの記事をお勧めいたします。

「最近は権威筋の側からも「コロナなんだから自由の制限は仕方がないじゃないか」といった感じの、リセットが悪い意味の世界転換であると認める言論が増えている。大リセットは、世界の人々に対し、コロナなどを口実に、事態が悪い方向に不可逆に大転換していくことを覚悟せよとうながす流れを作り出している。」(田中宇さんの2021年1月21日付けの記事より抄録)

2018年11月初めごろ、この年は秋が暖かく、晩生のコスモス(キャンパス)の美しい花を楽しむことができた。
2018年11月初めごろ、この年は秋が暖かく、白ブドウの黄葉が楽しめた。

・・「これを倫理や正義や合理性でひっくり返すことは無理でしょう。」(上記の鐸木さんの記事より再掲)・・「劣化していく、悪化していく社会環境の中で、どのように正気を保ち、幸福感を維持できるかという、ささやかな方法を考えていきます。 社会を変えることはできなくても、自分の生活を変えることは自力でできるからです。」(同じく、鐸木さんより再掲)・・補註者の日常としては、なんとか「社会環境の劣化・悪化」をくいとめなけらばならないと思いつつも、そして鐸木さん同様、教育の現場でその大切さを実践努力して長年にわたり憂き身をやつしてきた自身でありつつも、「結果はどうでしたか?」と冷徹に聞かれると、具体的には不首尾の結果のさまざまを思い起こさせられる(昼間は忘れていても、明け方の夢の寝覚め頃にいつも冷や汗で苦しめられる)ばかりなのである(補註の補註#参照)。「どのように正気を保ち、幸福感を維持できるかという、ささやかな方法を考えていきます。 社会を変えることはできなくても、自分の生活を変えることは自力でできるからです。」という鐸木さんの言葉は、他人事として浅く見れば、消極的・隠遁者的に見えるかもしれないけれども、いざ、自分で実践する段になれば、どんなに大変な頑張りが必要であるか、思い知らされることであろう。私のこのウェブサイトの題名に採用させていただいている「Be the Change You Wish to See in the World!」という有名な教えも、一見簡単そうに思えながらも、本当に厳しい、と感じている。

補註の補註# 「自分の夢をコントロールすることが出来ていない悩ましい状況」に関して、https://quercus-mikasa.com/archives/11550 2021年1月4日付けのこのサイトで(控えめですが)紹介しました。

2018年11月。家人の指差す先(遠くに小さくみえる向こうの丘)が私たちの始めたブドウ畑。

ところで・・

鐸木さんのアドバイスに「豪雪地域・寒冷地域を選ぶべきではない」とあるが、私(補註者)もまさにその通りだとチャンスがあれば後進の方々にアドバイスしたいと思う。

7年前(2014年)に今のところに移住したのだけれど、豪雪のおかげで、2年に1度のペースで住居の屋根が壊れている。今度の冬もまた、恐ろしい積雪で畑の農機具用倉庫が押しつぶされるのではないかと恐れている。すでに豪雪地域に住んでしまった場合にはどう暮らしたらいいのだろうか?

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屋根の雪も〜五尺。危険。

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ブドウ畑も雪五尺(ブドウ垣根のてっぺんが地面から2メートルほどなので、積雪は1.8メートルほど。歩いているのは地面から1.5メートルぐらいの雪上。
おかげで、この冬は、葡萄の凍害は心配いらない感じ。ただ、雪の重みで幹の根元はかなりのダメージを被る。これが雪国の葡萄の寿命が短い要因にもなるという。

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