菜園日誌

菜園日誌 161004b-161011

2016年10月4日 火曜日 晴れ(風つよく寒い)

午後、以前から行ってみたいと思っていた北広島のジョイフルAK店に行ってみた。大量の物資に驚く。特に、資材部は充実していて面白い。今回は、50メートルホース2巻と接続コネクタを購入。また、両面テープも良さそうなものがあったので買ってきた。T町の自宅の門柱や柱の角の補修を行うことができそうである。

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2016年10月5日 水曜日 晴れのち曇りのち雨

午前中、モミガラ堆肥の切り返しをしながら、富良野通運のトラックの到着を待つ。道路工事のため、大きく迂回しなければならず、気の毒であった。ともあれ無事に、肥料3種、配送到着。パレット2基、そのまま置いてもらった。

昨日買ってきた水道ホースの接続を行い、今までの30メートルにプラス50+50で、モミガラのフレコンパックを置いている場所までホースを到達できた。

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午後は、農協に米ぬかを買いにゆく。今回は11袋(計330kg)。ほかに2間(3.6m)四方のブルーシート、不足していた水道ホースのコネクターなどを購入。11袋は自己ベスト(ヘヴィエスト)更新である。これ以上でも売ってもらえるかも知れないが、軽トラで運ぶとなると過積載となるので当ブログでは公式記録として認められないだろう。

圃場では前回に積んだ場所も含めて計3箇所でモミガラ堆肥を積む。1)前回の米ぬか8袋、2)4袋(ブロードキャスタの隣)、3)7袋(フレコンパック4袋が並んでいる圃場の西隅)の3箇所。フレコンパックからモミガラを地面へ移すのは大仕事である。さらに1袋30kgの米ヌカを重ね、切り返してから水を補給する。夕方まで頑張ったが、フレコンパックを3つめまで地面に積み上げ、米ぬかと混ぜ合わせるのがやっとだった。残りのフレコンパック1袋は明日以降に持ち越し。フレコンパック4袋に対して、米ぬか7袋(210kg)では恐らく足りない。明日また買い足しにいくこととした。水道ホースの接続は成功! 130メートル離れていても楽に水をかけることができ、今回のような大がかりなモミガラ堆肥作りが(体力的に)可能になったのだ。今日までに、米ぬか19袋、計570kgを投入しているので、モミガラと合わせて、7〜8立米の(2〜3トンぐらい?)のモミガラ+米ヌカ堆肥が出来上がりそうだ。米ヌカの代金だけでも相当の額の堆肥、ということになる。豊かな土と、充実した収穫のための資金と(やや重)労働の投資である。

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コンプレッサーについて。KrswさんとHdさんにおいでいただき、発電機と100V電源のコンプレッサーをオーダー。・・しかし、調べていただいたところ、コンプレッサーはたとえ定格650Wでも初動時には30Aもの電力を要し、今回考えていた安価な発電機(20kVA)では賄いきれないとのこと。素人考えであった。結局、エンジン付きのコンプレッサーをオーダーすることに。来週初めに届く予定。

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ブロードキャスタの隣の雑草(葛が盛大に伸びていた)を整理していて、カボチャの自生を見つけた。実が・・生っていた。形はカチワリである。我が789圃場では初の自然栽培のカボチャの誕生である。嬉しいことに、このカボチャは立ち枯れ病と無縁で夏を乗り切ったのである。

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ヒマワリのタネを取り込み、大型のたらいに移して、自宅の2階に保存。

夜になってすぐに雨が降り始めた。台風18号の影響である。

来年の定植予定区画に水糸を張って土壌改良材400kgプラス400kgを撒き、肥料も秋のうちに入れて、ロータリー耕耘をかけて、この秋の作業を締めくくりたいが、雨が続けば条件が厳しくなりそうである。

朝の最低気温は10度を割り込むようになり、最高気温も15度前後と冷え込んできたので、いよいよベと病の心配は遠ざかる。ブドウの黄葉も始まっていくことだろう。

今日は一日中モミガラ堆肥の世話をして、ブドウの見回りをすることができなかった。コスズメとの闘いは停戦協定が成立していないので、まだまだ厳しい。天気が許せば明日と明後日で一巡しておきたい。

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2016年10月6日 木曜日 雨

圃場にて:
朝からブドウの見回り・誘引。昨夜風が強かったのか、何十本ものブドウ誘因支柱(ダンポール150cm)が1番線から外れていた。ブドウの主幹にとってはずいぶんなストレスだと思う。ジュート紐で結びつけてあるのだが、これが雨や経時劣化で伸びてくるのと、ダンポールの表面がすべすべで摩擦が少ないのと、ブドウが引っ張るのとで、もともと抜けやすいのである。来年、(もしこの秋に苗が届いたら)新植する場合には、1)ダンポール支柱は長め180cm以上を用いること、2)早めに2番線を張って2点固定とすること(これなら2番線への固定はテープナー固定でも十分だろう)、3)初期に十分に生長させて、ジュートの固定紐が劣化する前にブドウが自力で番線に取り付いているようにすること、などを心がけることにしたい。もちろん、3)が一番のポイントである。

コスズメの幼虫、大中小併せて9匹。この時期に至って、丸坊主にされた株もあり、小さな株では冬越し用意ができずに枯れるかも知れないと思う。

コスズメには7月以来、3か月にもわたって被害を受けた。来年の対策を考えなければならない。

11時には1250本の見回りを終えた。断続的に小雨が降り、時には陽射しがあり、いわゆる狐のお嫁入りの雨天である。濡れるが、まだ10月、それほど寒くはない。

次いで、788圃場の計測箇所に水糸張り。横に162メートルラインを4本張った。雨のため路面は濡れており、ロータリーをかけたりするのは無理なコンディションである。

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午後は農協に買い物。米ヌカ、30kg袋9袋、それから籾殻燻炭50リットルを5袋、それから2間四方のブルーシート1枚、水道のホースコネクタ1つ。坂道を延々と登って圃場へ。300kgほども積載するとさすがに軽トラには坂道は重いようだ。圃場の中に入っていくと、雨でぬかるんでいる。これからは雨降りが続くとの天気予報である。ひょっとすると、軽トラで朗らかに圃場の中へ入っていけるのは今日が最後かも知れない。

ブロードキャスタの隣のモミガラ堆肥の山に、米ヌカ30kgを追加し切り返し。さらにフレコンパックの4袋目を地面に移して、米ヌカ6袋を追加。ブドウ畑の中央通路に運んだモミガラと土の山にも米ヌカ2袋(60kg)を入れて切り返し・・と思ったが、実際には土が重くて硬くて、ほとんど切り返しができなかった。

今日も、暗くなるまでモミガラ堆肥作りの作業で終始した。農協で購入した米ヌカは3回で、計30袋、900kg。モミガラ堆肥の山は計4つ。山はそれぞれ、1)米ヌカにして8袋、240kg。2)5袋、150kg。3)13袋、390kg。4)2袋、60kg。5)ほかに2袋、60kgをニンニクやイチゴの植え付けのための元肥に使い、総計30袋、900kgである。すべて積んだり撒いたりして、今は30枚の空袋が残る。フレコンパック4つも空袋で処理方法を考えなければならない。このぐらいの重さを扱うのは、機械力無しで一人の人が行う場合は、ほぼ最大級ではないかと思う。実際、私の場合、今シーズンはじめに痛めた右肘尺骨側が痛んで辛い作業であった。来年は(固い地面や土に対して)鍬を振るうことはできないと思う。

昨日の夜からぐんと寒くなってきて、今日からは下着のタイツも冬物である。3枚重ね着してモミガラ堆肥の山を切り返しても、息は切れるが、ほとんど汗をかかない。昨日のお昼までは上を二枚脱いでTシャツ一枚で切り返したのだから、昨日よりもたいそう寒いわけだ。

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夕方、倉庫の舗装に関して、担当の業者さんが下見においでになった。来週初めまでに工事が行われる予定がないとのことだったので、今日はトラクターを倉庫に納車。トラクターは屋根の下で過ごす2日目の夜、ということになる。

夜もかなりの雨量があった。圃場の条件はますます悪く、当分は肥料袋を運ぶことさえままならないかも知れない。秋のうちに作業を進められればよいが。

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2016年10月7日 曇り 時々小雨 時に陽射し

寒い。朝の気温がクルマの温度計で6度。一昨日の夜から寝室にはオイルヒーターの暖房を入れて寝ている。こうなるとベト病の心配は、今期は終了。安心して来年のことを考えられるだろう。動力噴霧器をはじめ、いろいろな機具・物資を雨の降る日にでも片付けてゆこう。

朝は軽トラの洗車・室内清掃。

ライスセンターのTさんに電話。モミガラをもらえるかもしれない。お昼過ぎに電話が入ることに。

午前中に、丸山動噴の冬支度。まず、残った混合油をもとのタンクに戻し、ウィンドウォッシャー液を入れて、エンジン始動。ガス欠でエンジンがストップすればOK・・なのだが、エンジンは調子良好で、けれどいつまでたってもエンストしない。これには困った。畑で使っているときはかなりアクセルをふかして仕事しているのに、今日の仕事は噴霧無しの最低アクセル、であればほんの少し残った混合燃料はずいぶんと持つものだなあ。それでも終わりのないエネルギーはない、ということで何十分か後にやっと終了。また来年。

薬剤や液体肥料、などの整理・整頓。棚にきちんと整理、液体の薬瓶は水漏れしない容器に整理して入れて、今年のところは終了。

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モミガラをもらえることになった。今日の夜は我が圃場の地図をFAXでお送りしなければならない。取り付き口の周りが現在は倉庫の周囲の暗渠工事のためのヒューム管や桝などで取り込んでおり、しかも私のモミガラ堆肥の山が二つと、トラクターのアタッチメントが二つ、並んでいるので、ダンプトラックがモミガラを置く場所が難しいかも知れない。ならば2番目の取り付きから入って畑の中に入れてもらうことか・・それをすると来年の春までにその山を片付けなければならず、山が大きければ・・私の肉体的ワークが大変巨大になってしまうのだが・・やむを得ないかもしれない。まずは実際に圃場に立って、方策を考えてみよう。地図も作らなければならない。

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午後、鬱陶しい天気が続く。雨は止んでいるが、軽トラで圃場に入るのはためらわれる。

実際に圃場に立ってものの配置を眺めて見る。肥料の袋がパレットに積んであるところと、モミガラ堆肥の山(ブルーシート掛け)の間が約10メートル(私の歩幅で14歩)、さらにブルーシート掛けの向こう(西側)にも十分なスペースがあり、ここらならモミガラを運んでもらってダンプしても十分に対処できる広さがある。取り付き口からほぼ真っ直ぐであるのも便利だし、米ヌカなどとブレンドするとしても、圃場を踏み荒らすことなく軽トラでアプローチできる。

自然栽培カボチャ一株の向こうには栗の木が一本あることに気づいた。大きなイガが一杯成っている。どうやらこの栗の木は私たちの管理下にあるようだ。つまり、今シーズンは何もしてやれなかったが、元気よく多くの実を実らせているようだ。根元辺りは雑草が生い茂っていて現在アプローチ不能、つまり、栗拾いができない状況にある。来年は何とかしたいものだ。こんなに雑草を茂らせていてはいけない。

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今日も午後の仕事はモミガラ堆肥の切り返し。3つの山、米ヌカにして26袋、780kg、これはなかなかのワークである。農文協のDVDで見た東山さんのスコップワークをイメージしながら、元気よく、そして休み休み切り返し、3つの山をそれぞれ少しずつ移動させた。気温は低いが、さすがに重労働で汗ばむ。

イチゴ畝の脇の防草シート20メートルを黒丸ピンで止めていった。ロータリーをかけてフカフカであるはずの土に、20cmのピンを刺すのだが、15cmを超えたあたりから物凄く硬くてピンを刺すのにウンウン力んでやっとのこと刺していった。異常に硬い表土であった。先日来のジャガイモの畝が理想的なフカフカだったのに比し、こちら雑草地の畝は驚くべき硬さ、激しいコントラストである。

ブドウの見回り。昨日、誘引紐が足りなくてテープナー固定でダンポールを止めていった12列13列は軒並み番線から外れていた。テープナーでは固定できないことを思い知る。

昨日も気づいたが、ここ数日の寒さと風のために、ブドウの成長点や若い葉っぱが寒害で枯れているのがわかる。成熟した葉っぱや茎には障害はみられない。

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軽トラを1年点検に出すことにし、ホンダのお店に電話。来週13日木曜日の朝一で点検をやってもらえるよう予約した。

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2016年10月11日 火曜日 晴れのち曇りのち強い雨

モミガラを届けていただいた。早速、お礼の電話。

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連日の雨で圃場の路面は悪く、軽トラで入るのは躊躇われる。

ブラムリーの見回り。ドクガ、不在にて良し。

ブドウ、見回り。10列。今だにダンポールが外れていて括り直す。朝の最低気温が5度前後。寒さ焼けも見られるが、ひどく広がって来るわけでは無い。コスズメ、中型、1匹。この寒さになってもコスズメ被害が酷く、葉っぱの害があっても下手人を現行犯逮捕できない株が多い。地面にもぐってサナギとなり来年の春の羽化を待っているのかもしれない。としたら、今シーズンの私たちとコスズメとの闘いはコスズメ側に軍配が上がるということだろうか。

途中で雨が降り出し、しかも酷い土砂降りに。撤退する。道路工事のため、行きも帰りも大きく迂回。しかも迂回路も道路工事で規制されており、難儀なことであった。4枚も着重ねしていて寒くはなかったが、家に帰ってみると身体が冷えていてお風呂で温めないと風邪を引きそうな状況だった。

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