読書ノート

川魚で食べてうまいと思うのは ヤマメ、次がアユ。

2019年2月20日 水曜日 曇り


三代目 三遊亭金馬 江戸前つり師 釣ってから食べるまで 徳間文庫 1988年(オリジナルは1962年)


 川魚で食べてうまいと思うのは、ウナギ、コイは別として、ヤマメ、次がアユ、次がイワナ、その次がマス、ということになる。イワナもワタを出して水洗いして、塩焼きにするのが一番うまい。(金馬、同書、p178-179)


補註 ヤマメの稚魚について: 生まれた川で縄張り争いに勝ったオスは川にとどまり、メスと負けたオスとは数ヶ月かけて川を下り海へと出て行く。そして(生存競争は過酷だが、食べ物は豊富な)海で成長して大きなサクラマスとなり、翌年の5月には、生まれ故郷の川へと戻ってくる。そしてまた数ヶ月かけて川を遡上する、とのこと。以下のユーチューブサイトなどで動画を見ることができる。https://www.youtube.com/watch?v=MsN32mGNRc0 ・・ということで、川で釣れるヤマメ(成魚)はほとんどすべてがオスなのである。20年ほど前にNHK「生きもの地球紀行」で長良川・郡上八幡の清流の特集があり、そこでサツキマスについて知った。 ウィキペディア によると「サツキマスは、サケ目サケ科に属する魚。 日本の固有種でサクラマスの亜種とされる。降海型や降湖型はサツキマス、河川残留型はアマゴと呼ばれる。」(https://ja.wikipedia.org/wiki/サツキマス)「岐阜県水産試験場長本荘鉄夫によるサツキマスと言う呼び名に統一された。なお、本荘はこの魚が5月頃に遡上することから、サツキ(皐月)を冠した名前をつけた。」とのこと。


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