菜園日誌

ポリマルチの是非

2015年8月6日 木曜日 くもり時々雨

雨のあとの晴れ間に農作業。

ポリマルチの残ったスペースに大豆とインゲンの直播きをしたのが3週間前、7月20日頃。先週まで様子を見ていたが、発芽率が極めて悪い。1,2割ほどしか発芽していないのである。マルチに開けた穴に何も生えていないというのはいかにも寂しいので、今日は意を決してヘアリーベッチを播種。こんなものわざわざマルチして播くほどのものではないのだが。

大豆やインゲンの発芽不良の要因はいくつか考えられるが、マルチなしの隣の畝での直播きが極めてよい発芽率であることを対照群とすると、マルチがしてあるために低劣な発芽率であったことを第一に考える。雨も多かったせいで、マルチなしの周りの畝よりも過湿状態である。マルチのために地温も極めて高かったと思われる。高温と過湿とが重なってじょうずに発芽できなかったのではなかろうか。

ポリマルチを行うことで草取りの労力からは解放されるのだが、植物の発芽にとっては非常にまずい環境になっているのではなかろうか。過湿に対する対策として、今年のように雨が多い夏であれば、マルチをするならある程度高さのある畝を作って排水が良好なマルチ畝を設けるべきであったかもしれない。今回は周囲から全く高さを作らないベタ掛けマルチにしていたのである。

高さをもった畝を作って80メートルのマルチをかけるのは、私独りの手作業の鍬とスコップではとても大変そうである。やはりトラクター(歩行式ないし乗車式)の機械力とマルチャーアッタチメントがあった方が現実的なように思う。

いっぽうで、マルチをかけなくても隣の畝ではじょうずに元気に大豆もインゲンも育っていることを考えると、本当にマルチが必要だったのかどうかも立ち止まって考えてみることが必要そうである。

よもやヘアリーベッチが発芽しないなどということはあり得ないとは思うが、もしも発芽しなかったら・・・一週間後に・・・また悩むことにしよう。

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2015年8月25日 火曜日 快晴

マルチに関する考察のつづき: 一年目のブドウ苗の生育が良い(幼苗に水分保持は有利・地温上昇・地力養分保持など)、夏の盛りに株元の雑草との格闘から解放されること、この2点から来年のブドウ新苗植え付けの際にはグリーンマルチをしてみたい。まずは耕し、必要な土壌改良材をすき込み、95cm幅のマルチを用いてベッド幅が60cmのものをこしらえ、それから植え付け(オーガなどで穴開け、根は広く浅くではなく、深い方向を目指すように広げる)、必要に応じてグラスファイバーの支柱棒にテープナー誘引(支柱は120cmかそれ以下で十分ーーー120cmもあれば一番線に固定でき、冬はグラスファイバーの支柱付きで雪の下に寝かせて越冬ーーー)と、まあ、こんな感じで進めていけばどうだろうか。

疑問:苗の植え付け時、マルチに穴を開けて植える場合に、十分な鎮圧をしづらいように思う。具体的にどのように植え込めば良いのだろうか。尋ねてみる必要がありそうだ。

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