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英仏はポーランドとの独立保障の約束に基づきドイツに宣戦布告したが、ポーランドを侵略したソ連に宣戦布告しなかったのは何故か?

2022年3月26日 土曜日 曇り

馬渕睦夫 ディープステート 世界を操るのは誰か Kindle 版.

ブリットはルーズベルトの命を受けて、ポーランド要人に対し決してヒトラーと妥協しないこと、戦争を起こせばアメリカが必ずポーランドを支援して参戦することを何度も念を押して回りました。
(同書、Kindle の位置No.674-676)


英仏はポーランドとの独立保障の約束に基づきドイツに宣戦布告しますが、どういう訳かポーランドを侵略したソ連には宣戦布告しませんでした。要するに、ポーランドはドイツとの戦争をするために駒として使われて、捨てられたというわけです。 (同書、Kindle の位置No.683-685)


ヒトラーがユダヤ人を迫害したからユダヤ勢力が反発したのではなく、先ずユダヤ勢力がヒトラーを弾劾したのです。(同書、Kindle の位置No.716-717)


私たちに教えられていないことは、1939年にヒトラーがポーランドに侵攻した際、国際ユダヤ勢力がドイツに対して宣戦を布告した事実です。これによって、国際ユダヤ勢力は国際法上の交戦団体になりましたので、ドイツ国内のユダヤ人は敵性人になったわけです。この事実はあまり知られていません。 (同書、Kindle の位置No.726-729)


ルーズベルト大統領とチャーチル首相こそヒトラーを戦争に追い詰めた加害者です。ヒトラーは開戦後もイギリスとの和平を求め続けました。例えば、ダンケルクの戦いでイギリス軍を深追いせず無傷のままで本国へ帰還させたことにも、ヒトラーの和平への意思を感じ取ることができます。 (同書、Kindle の位置No.741-744)

補註: このあたりの消息に関しては、先日紹介した神野正史さんの「世界史劇場・第二次世界大戦 熾烈なるヨーロッパ戦線」にも詳しく分かり易く描かれています。どうぞ読んでみてください。https://quercus-mikasa.com/archives/12746


ルーズベルトの無条件降伏論がヒトラーの妥協を不可能にしてしまいました。無条件降伏以外認めないとの通告を受ければ、ヒトラーとしては無益な戦いを継続する以外に選択の余地はなかったのです。 (Kindle の位置No.745-747)

補註: 「無条件降伏論」が如何に唐突なものであったかは、以下のサイトもご参照ください:https://quercus-mikasa.com/archives/12742


ロシア革命時にロシア人のジェノサイドを敢行したユダヤ系革命家たちは、今度はドイツ人のジェノサイドを実行しました。(Kindle の位置No.756-757)


ディープステートは国家を廃止することを狙っているのですから。国家という固有の伝統と文化を持った扱いにくい存在がなくなれば、彼らの金力(マネーの力)で世界を統一することが可能になるわけなのです。(Kindle の位置No.907-909)


マッカーサーは解任直後の5月3日に、議会上院軍事外交委員会で証言を行いましたが、この席で驚くべき発言が飛び出しました。マッカーサーは「日本が太平洋戦争に突入したのは、大部分が安全保障上の必要によるものだった」と証言したのです。 (Kindle の位置No.1114-1116)


ブレジンスキーは、『TheGrandChessboard』で、レジーム・チェンジ三段階方式を提唱しています。先ず民主化を求め、次に民営化を要求し、そして最後がグローバル市場化の実現でした。(Kindle の位置No.1315-1316)


これらの世俗国家に破壊を旨とするイスラム過激派テロ集団を台頭させることによって、無法状態を齎し経済を破綻させることでした。国家破綻もグローバル市場化の一環です。ディープステートに取って様々なビジネスチャンスが生まれるわけです。(Kindle の位置No.1402-1404)


ネオコンの元祖は、実はトロツキーなのです。・・・彼らは表向き「社会主義革命の輸出」とのトロツキーの看板は下ろし、それに代わり「自由と民主主義の輸出」によって世界統一を達成する戦略を取ったのです。・・・ネオコンは共産主義イデオロギーの信奉者であるということです。であるがゆえに、ネオコンは世界統一のために国際干渉主義を唱えるのです。国際干渉主義をカモフラージュした用語が、国際協調主義ということになります。 (pp.115-116)

トランプ大統領は、2017年1月20日の就任演説で「今この瞬間からアメリカファースト」が始まると宣言して、「アメリカは世界の国々と友好で善意に基づく関係を築きますが、すべての国には自国の利益を最優先する権利があります。私たちは自分たちのやり方を他の誰かに押しつけたりはしませんが、輝く模範として見習われる存在になります」と世界へ向け訴えました。(p.125)

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