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身のまわりの戦いを単純なゲームとして整理し、数量的に評価する。

2016年3月26日 土曜日 晴れ

空知南部、千歳川・夕張川・石狩川の流域、雪解けの田畑では、渡ってゆく白鳥たちが途中停泊している。多くの白鳥の姿は壮観である。夕映えの空を3列の航空編隊がそれぞれの方向に進むのを見ることもできた。定番の夜のねぐらである宮島沼に鳥たちを見に行ってみようと言いながら、ついつい忙しさに取り紛れて今日も行けなかった。

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大村平(おおむらひとし) 論理と集合のはなし 日科技連

同 戦略ゲームのはなし 日科技連 1990年

この本の最後に、ほんとうの戦争に現れた典型的なゲームの解をご紹介したり、さらに、一冊の本でも書ききれないほどの教訓を残したキューバ危機を、たった2ページで素朴なゲームとして捉え、僭越にも寸評まで書き加えてしまったのは、外でもありません。 私たちは、個人の人生においても、企業や国家の生涯においても、好むと好まざるとにかかわらず、たくさんのゲームに参加しています。しかも、一般社会のゲームは複雑で曖昧模糊、ときとしては誰が味方で誰が敵かの判別さえつきかねることがあるくらいです。 それでもわたしたちはゲームを勝ち抜かなければなりません。そのためには、身のまわりの戦いをなるべく単純なゲームとして整理し、利得や損失をできるだけ数量的に評価し、ゲームの構造を勝ちやすいように作り変えたりする冷静な判断力と、それを実行に移す決断力が必要です。そこで、キューバ危機を題材に借りて、単純なゲーム・モデルに整理して判断する一例とさせていただいたわけです。(大村、戦略ゲームのはなし p238)

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