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地場産業が生き残るためのカギは?

2019年12月30日 月曜日 小雨(雪ではなく雨・・この季節の札幌では珍しい。少し暖かい年末となった。ただし、明日からは猛烈に荒れる=吹雪になる、という予報である。)

ウィキペディアから引用(以下の写真も同じくウィキペディアから)

富山和子 水の文化史 文藝春秋 1980年

 ・・地場産業ーーーとりわけ林業や漁業や温泉地などのように、土地というものにべったりと立脚し、その土地土地の条件に拘束される産業にあっては、基本的には次の二つの条件が、生き残るための重要なカギとなる。一つは、その産業が生産か消費かのいずれかの段階で、いかにその地域の人々との深いかかわりの中で支えられるかということである。もう一つはそのかかわりを通して、生産者がその生産物に、どれほど自信と誇りをもちうるかということである。 ・・孤立した琵琶湖漁業の姿は、そのまま琵琶湖という湖の将来を暗示しているように思われてならなかった。新しくやってきたベッドタウンの市民たちも、また下流の大阪、兵庫の市民たちも、この先なお琵琶湖を生かしつづけ、琵琶湖の恩恵に浴したいと願うのであれば、もう一度漁民たちに光をあて、彼らを支えることに力を貸す必要があるだろう。都会のどの市民たちよりも、水のきれいなこと、湖の資源豊富なことを願い、それに生活をかけているのが、彼らなのだから。(富山、同書、p93-94)

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長浜港
大津港

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