2020年1月4日 土曜日 雪のち晴れ
上平恒(うえだいら・ひさし) 水とはなにか ミクロに見たそのふるまい 講談社ブルーバックス新装版 2009年(初版はさらに30年前)
Li+とNa+イオンは正の水和をするイオンであり、K+イオンは負の水和をするイオンである。(上平、同書、p103)
・・ある分子の水に対する作用は、ごく大ざっぱにいうならば、水分子の熱運動がどう変わるかということに帰着する。・・水との作用を温度という物差しで表すことができる。バナールとファウラーは構造温度という言葉を用いている。(上平、同書、p161)
生命に危険な15,30,45,60℃ ・・四つの温度は生物にとって好ましくない温度なので、進化の過程で、生物は選択的に連続した転移温度の中点で生きるようになった。たとえば30℃と45℃をとると、これら二つの温度で、哺乳類の生理現象や運動に、生存にとって有害な変化が生じる。したがって、37〜38℃で活動するのが安全である。(上平、同書、p194)
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