読書ノート

世界は「金」と「情報」で支配されている。

2022年3月11日 金曜日 東京にて(東京は薄曇り。陽射しあり)

馬渕睦夫 「新装版」国難の正体 世界最終戦争へカウントダウン ビジネス社 2012年

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民主主義は幻想

 現在、日本は「民主主義国」の体裁を取ってはいますが、その実態はといえば「金」と「情報操作」による国民支配が、それと国民に気づかれずに進行しているといえるのではないでしょうか。(馬渕、同書、p206)

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・・ 社会主義とリベラリズムとネオコンの共通項は国際主義ということなのです。(同、p208)

・・ リップマンは、民主主義の本家の一つアメリカでは、国民大衆が選挙権などの民主的権力を行使していると思っているのは幻想だと断言しているのです。そして国民大衆には自ら権力を行使しているのだと信じ込ませなければならないといっているのです。この同意をどのようにつくり出すかについては、以下のエドワード・バーネイズの『プロパガンダ』が答えをだしています。・・

  ・・ この仕組みを大衆の目にみえない形でコントロールすることができる人々こそが、現在のアメリカで「眼に見えない統治機構」を構成し、アメリカの真の支配者として君臨している。(バーネイズ、『プロパガンダ』)

 世界は「金」と「情報」で支配されている。(同、p215)

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 ・・日本のとるべき国際貢献:

  日本の first chance は明治維新以降日本的な近代化を成し遂げることでしたが、これは大東亜戦争の敗北にみられるように叶いませんでした。今、グローバリズムに対するアンチ・テーゼとして日本型世界秩序を世界に広めること、世界の発展と安定のために日本の物つくりの思想である「和」の世界観を普及することが、日本にとっての second chance であると考えなければなりません。(馬渕、同書、p245)

・・煎じつめれば、私たち個人個人にとっての「金」と「良心」の戦いなのです。  見方を変えれば、たとえ将来日本が万が一軍事的にどこかの国に制圧されることがあっても、日本人独自の精神性(伝統文化)を保持することができれば、民族として生き延びることができます。(馬渕、同書、p246)

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・・グローバル化の弊害を見ぬくことが出来るのは、伝統文化を持った精神性の強い国であるということ(馬渕、同書、p247)

 ・・グローバル化に抵抗できる最大の武器は、国民が国のあり方の根幹、すなわち伝統文化の神髄を身体にしみ込ませることによって、世界の出来事の本質を見抜く直感力・洞察力を磨くことです。国民がこのような精神的武装を行うことによって、グローバル化を阻止することが可能になると信じます。(馬渕、同書、p247)

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・・私たちは個人のレベルで、物質欲と精神の葛藤に悩み、国家政治のレベルではパン(権力)と自由(権威)との相剋があり、地球レベルではグローバリズムと各国の多様性との対立が生じているわけです。これらの問題の根は一つなのです。物質と精神のバランスをどう取るかという問題です。だからこそ、人々がこのバランスの重要性に気づくことができれば、これらのバランスの偏りを正すことは可能だと考えるのです。(馬渕、同書、p250)

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2022年3月11日追記 松田政策研究所のユーチューブ番組もご覧ください。 緊急特番!『馬渕大使登場!ウクライナ危機は2014年から始まる”ネオコン”対プーチンの闘いだ!』ゲスト:元ウクライナ大使 馬渕睦夫氏 youtube.com/watch?v=Cmnpn93FS9Q 補註 根源はロシア革命にある。 ゴルバチェフはニューワールドオーダー主義者。 ブレジンスキーも世界統一主義者。オバマがシリアで失敗した。だからバイデンがウクライナ危機を作った。 報道(メディア)のヴァーチャルリアリティに騙されないように。ウクライナのネオナチ化が達成されれば、ウクライナの人々(国民)も幸福になる。 ネオナチ:傭兵。ゼレンスキーはウクライナの政権ではない。ネオナチ=外人部隊に乗っ取られている。ロシア革命と同じことが起こった。2022年3月11日追記 

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2014年のこのWEBページもご覧ください。 http://quercus-mikasa.com/archives/525

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補註: 2022年3月24日 木曜日 札幌は雪解けの季節

馬渕睦夫氏の本日付けのライブ(220324)

https://www.youtube.com/watch?v=dt5-6tXYyxY

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