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大昔の人類の移動経路:時系列でたどるY染色体の旅

2024年2月1日 木曜日 激しい雪・寒い

篠田謙一編 化石とゲノムで探る 人類の起源と拡散 別冊日経サイエンス194(Scientific American 日本版)2013年

同書、p67の図 時系列でたどるY染色体の旅 (原題名は Traces of a Distant Past, Scientific American July 2008 日経サイエンス2008年10月号)

補註: マーカーを使って現代の多数の人びとを調査し系統樹を作ることによって、それぞれの系統のおおよその古さ(マーカーが初めて出現したおおよその時期)を決定できる。この図から:約5万年前の古さを持つM130ないしM174の系統のY遺伝子が日本列島に到達し、さらにカムチャッカ→アラスカ(M130)ないしユーラシア大陸(朝鮮半島・満州・モンゴル・チベット方面)(M174)へと旅していったことが読み取れる。

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日本人のY染色体DNAの系統 篠田謙一、同書、p72の囲み記事: 日本人のY染色体DNAは主に3つのグループからなる。M130、M174、M122はそれぞれハプログループC、D、Oが持つマーカーだ。それがさらに別のマーカーで5つの系統に分けられる。

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